4年先に当たり前に使われているであろうサービス、製品が並ぶ欧州最大級のスタートアップ企業の展示会カンファレンス「4YFN19」が、スペインのバルセロナで2019年2月25日に開幕した。世界中の通信事業者が集まるモバイル、通信業界でもっとも重要なイベントの「MWC」に併催する形で開催される。今回で6回目となるが、年々、注目が集まっている展示会だ。
会場の入口で出迎えてくれたのはPAL Roboticsのロボット「REEM」。地元バルセロナに拠点をもち、ヒューマノイド型ロボットを開発。ディスプレーでイベントの案内表示をできる、おなじみのPapperに近いタイプだが、なんとなく強そうだ。
オープニングには、4YFNのYossi Vardiチェアマンとモデレーターに社会起業家のSanderson Jones氏が登壇。スタートアップとは共創というテーマがよく上がるように、スピーチでもイベントでの「つながり」を強調。壇上から来場者とコミュニケーションを取ったり、隣席どうしであいさつをして、名刺交換をうながしたりとスタートアップのイベントらしい雰囲気をつくっていた。3日間の会期中に136の国と地域から2万人以上が参加し、700を超えるスタートアップ展示とつながることになる。
会場は初日にしてすでに多くの人が来場し、盛り上がっていたが、MWCをメインに来ている来場者が2日目以降はやってくるため、初日以降も人が増えていくという。会場にはスペイン政府、カタルーニャ政府、Barcelona Tech Cityなどのスペースの中に、多数のスタートアップが所狭しとブースを並べている。アジアからの参加も多く、とくに入口付近を含めて、韓国が多くブースを設置していた。
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