ソニーモバイルコミュニケーションズは、MWC19初日のプレスカンファレンスで新フラグシップ機「Xperia 1」を発表した。初夏以降での国内リリースもすでに予告している。
ソニーならではの映像再生や動画撮影の技術を盛り込んだ1台
カメラもついにトリプル! 標準+望遠+超広角の組み合わせ
Xperia 1は、これまでにない21:9という非常に縦長の6.5型有機ELディスプレーを搭載。しかも有機ELでは世界初という4K解像度(3840×1644)が特徴となっている。これにより横幅は72mmに抑えつつ、使い勝手を維持しながら、映画などの対応コンテンツを存分に楽しめる。
このディスプレーはHDR対応に加え、BRAVIAシリーズで培われた高画質化技術「X1 for mobile」を採用し、SDRコンテンツにおいてもHDR相当の画質で表現。また、10bit信号に対応した画像処理などで、制作者の意図を忠実に再現した再生が可能とする。
カメラもついにトリプルカメラを搭載。26mm相当/52mm相当/16mm相当の3つの焦点距離のレンズを組み合わせることで、超広角から光学2倍、背景をボカした写真までさまざまなスタイルでの写真が撮影できる。注目機能は一眼カメラなどで搭載例がある「瞳AF」で、人物の瞳を検出してAFが働く。動画についてもソニーの業務用機器を担当する部署が監修し、21:9や4K/24fps+HDRと映画のような撮影体験が可能。
基本性能では最新のSnapdragon 855を搭載。もちろん防水防塵性能も持つ。指紋センサーは右側面に搭載。厚さは約8.2mmで、重量は180g。背面はフラットでガラス素材を採用。カラバリはブラック、ホワイト、グレー、パープルの4色。復活のパープルにも注目である。
ミドルクラスにも21:9+デュアルカメラの注目機
「Xperia 10」を用意
日本国内での製品リリースは公表されていないが、ミドル機も3機種が発表。一部エリアでは今日から発売される。
「Xperia 10」「Xperia 10 Plus」は、上位モデルのイメージを引き継いだ、21:9という超縦長ディスプレーを搭載する。画面サイズは6型と6.5型で、本体の横幅は68mmと73mm。画面解像度はフルHD+。
SoCはSnapdragon 636で、背面には標準12メガ+2倍望遠8メガのデュアルカメラを搭載。指紋センサーは本機も右側面にある。
もう1機種「Xperia L3」はMediaTek製チップセット(Helio P22)に18:9の5.7型ディスプレー(HD+)という、Xperiaシリーズではエントリークラスとなるモデル。こちらもリアはデュアルカメラ(13メガ+2メガ)で、3300mAhの大容量バッテリーを搭載する。
実際の発表会や実機の模様は後ほどお届け予定。
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