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ソニーのグラスサウンドスピーカーがスリムになって登場

2019年02月26日 13時00分更新

 ソニーは今日26日、オシャレなインテリアLED照明としても使えるBluetoothスピーカー「LSPX-S1」の後継モデルとなる「LSPX-S2」を発表した。3月16日発売予定で、予想実売価格は4万5000円前後。

ソニーのグラスサウンドスピーカー「「LSPX-S2」」

 今回発表されたグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」は、同社が2008年に発売した高さ1.8mのスピーカー「サウンティーナ」(NSA-PF1、価格105万円)の系譜。サウンティーナを小型化したものが前モデルのLSPX-S1だったが、LSPX-S2はさらにスリムになっている。

前モデル(右)と比べて有機ガラス部分がスリムになった

 サイズは直径90mm、高さ277mm、重さは1.1kg。キャンドルライトをイメージデザインはテーブルの上などに違和感なく置ける。前モデルに比べてLEDライト部分(有機ガラス部分)がスリムになったので、よりキャンドルのイメージが強くなった。

日常に溶け込むデザイン

 このスピーカーの仕組みだが、本体上部のキャンドルライト部分は有機ガラス管型ツィーター(振動板)になっており、振動板の端面を叩くことで振動板全体に振動が伝わり、振動板全体から音を出す。この技術はソニー独自のバーティカルドライブと呼ばれ、サウンティーナから継承されたものであったが、LSPX-S2では加振器と音響サスペンションを新開発し、大幅に音質が向上した「アドバンスド バーティカルドライブ」が搭載されている。

 構造としては、有機ガラス部分で高音域、そのすぐ下部分からくびれの部分の間で中音域、台座部分で低音域を再生する。台座部分にはパッシブラジエーターが組み込まれており、振幅動作を最適化する。

高音域を再生する

中音域を再生する

低音域を再生する

 また、今回からハイレゾサウンドにも対応したことが大きなトピック。ライン入力も可能だが、基本的にはBluetooth接続で楽しむのが前提。Bluetooth対応コーデックはSBC/AAC/LDACの3つ。前モデルにあったaptXがなくなってしまったのは残念だ。そのかわり、デジタルアンプの「S-Master」と音質補完技術「DSEE」がともに進化し、「S-Master HX」「DSEE HX」になった。

有機ガラスの仕組みと台座部分のパッシブラジエーター

 Wi-Fi接続では最大で10台までが連携でき、部屋中に置いておけばどこにいても同じ音質、音量で楽しめる。

 本体底面に一通りの操作ボタンがあるのだが、専用スマホアプリからの操作が便利。アプリではLEDの明るさ調整、スリープタイマーの設定などもできる。

スマホアプリでの操作ができる

裏面には物理キーがあるので、ここから操作も可能

 ウーファーの最大出力は11W、再生周波数帯は60~40000Hz。このほか、2500mAhのバッテリーを内蔵しており、ACアダプターを使わずに最長9時間の駆動が可能だ。

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