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ニール・アームストロングの息子であるマーク・アームストロングさんにインタビュー

映画『ファースト・マン』で描かれる人類初の月面着陸の裏側とは

2019年02月08日 17時00分更新

ニール・アームストロングが月面着陸するまでを史実に基づいて制作された『ファースト・マン』

 宇宙とは何なのか。子供の頃、恐らくすべての人が疑問に思ったり、興味を持ったことがあるのではないだろうか。そんなすべての人が知っているであろう名前が、ニール・アームストロング。人類で初めて月面に降り立った人物で、月面に降り立ったときに放った「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。(That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.) 」という言葉は、あまりにも有名である。

 しかし生前、ニールは自身の偉業について語ることはほとんどなかったといわれている。そんな中で、彼が応じた唯一といっていいほどの取材のもとにつくられたのが、ジェイムズ・R. ハンセン作の伝記「ファーストマン: ニール・アームストロングの人生」だ。

ニール・アームストロング本人や家族、月面着陸に携わった人々の努力や苦悩が描かれる、それを目撃した後の月面着陸に感動!

 2月8日に、その伝記を映画化した『ファースト・マン』が日本で劇場公開される。『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ本作は、『ラ・ラ・ランド』より先に企画され、リサーチと構想に膨大な歳月が注ぎ込まれている。

月面にたどり着くまでの宇宙のシーンは、IMAXの65ミリカメラを使用

 ニール・アームストロングがアポロ11号に搭乗し、月面にたどり着くまでの宇宙のシーンは、IMAXの65ミリカメラを使用したリアルでダイナミックな映像で、その臨場感にかなり興奮を覚える。

 しかし、本作の魅力はそれだけではない。そこにたどり着くまでのや彼の家族、月面着陸に関わった人々の苦悩が史実に基づいて描かれており、すべての人々の歩みを目撃したあとに観る月面着陸のシーンは、まるで自分もスタッフの1人だったかのような気分に浸ることができる。

 前述したが、本作はなるべく史実どおりに制作するため、リサーチと構想に膨大な歳月を費やしている。ニール・アームストロングの自宅や、NASAの施設などは当時の雰囲気そのままに再現されており、違和感なく物語に没入できる。本作には、構想段階から当時を知る人物がアドバイザーとして参加している。ニール・アームストロングの息子であるマーク・アームストロングだ。

 今回、マーク・アームストロングさん本人が来日し、インタビューをする機会を得た。本作に対してどんなアドバイスをしたのか、実際にあの日の当日はどんな雰囲気だったのかなどを聞くことができた。

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