週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

質の高い顧客を獲得できる士業ホームページを目指そう

士業ホームページでは「問題解決力」のアピールが大切

2019年02月25日 11時00分更新

文● 益子貴寛(Takahiro Mashiko)
提供: デジタルステージ


3. 大切なのは、得意分野、地域、問い合わせ動線

 すでに述べたとおり、多くの士業ホームページにとって、得意分野のアピールが欠かせないことはご理解いただけたはずだ。

 だがこのとき、意外と見落としがちなのが、地域をきちんと伝えることである。士業に何らかの相談がある場合、住居や職場に近いところから選ぶ人がほとんどである。東京23区や政令指定都市であれば何区にあるのかまで、わかりやすく示しておきたい。士業の仕事内容によっては、商圏が近隣の地域にとどまるわけではないが、消費者としてはまず身近なところにある事務所に相談したいと考えるものである。

 もうひとつ大切なのは、お問い合わせへの動線をわかりやすく示すことである。多くの士業ホームページで右上に電話番号やフォームへの動線を置いているのは、速やかに問い合わせにつなげるためである。

士業ホームページの例:今井博子税理士事務所

 東京・港区の会計事務所。スマートフォンでも見やすく、得意分野のアピールがわかりやすい。キービジュアルの作り方という点でも、大いに参考になるだろう。

 このようなニーズに対しては、たとえばBiNDupの「ポップアップ」という機能を使えば、問い合わせ動線をいっそうスマートに示せる。電話番号やフォームへのリンクを置くことはもちろん、フォームそのものを配置することも可能である。顧客の問い合わせへの心理的なハードルを下げることで、機会損失を大幅に減らせるだろう。

BiNDupの「ポップアップ」表示

BiNDupには、フォームや電話番号、クーポンなどをページ上の目立つ位置に固定表示できる「ポップアップ」という機能が用意されている

 なお、士業のホームページでは「人」を前面に出したところをよく見かけるが、実はあまり得策ではない。消費者は、テレビなどで見知った著名人などでない限り、人に魅かれて依頼するケースはほぼ皆無だからである。もちろん、スタッフの写真やプロフィールを掲載したり、デザインとして人の気配を感じさせることは大切であるが、あくまで「顧客の問題解決」重視で考えたい。

次回予告

 第6回では士業ホームページの構成やコンテンツについて、サービスや人の魅力を伝えること、SEO(検索エンジン最適化)、問い合わせ以外のタッチポイントといったさまざまな観点から、くわしく解説する。

ホームページ作成サービス「BiNDup」。CMS、SSL、AMPといったビジネスサイトに求められる最先端の技術に随時対応していくクラウド機能と、いつまでも使い続けられる安心のインストールアプリも同時に提供

(提供:デジタルステージ)

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事