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金属で出力できる3Dプリンターや、故障予測機能を備えたDaaSなど、HPが注力分野を紹介

2019年01月24日 14時00分更新

プレミアムノートが好調、ゲーミングPCのシェアはトップに

 コア事業となるPC事業では、13インチのプレミアムノートPCが前年同期比2倍に成長。ゲーミングPCの国内出荷台数でシェアトップを確保するなど好調に進展した。2019年は、古いPCが使われていることが多いという15インチクラスで、デザイン性など武器に成長を図りたい考え。

本革を使ったHP Spectre Folio 13。新色も投入する

プレミアムノートPC、特に13インチが好調

国内のゲーミングPCも順調に拡大

 法人向けでは、問題発生時にPCを元の状態に復元するレジリエンス機能を強化してきたが、今年はこれをさらに強化する。Device as a Serviceと呼ばれるサービス化の事業では、TechPulseによってデバイス管理サービスを提供。Windows 10の移行や移行後の管理サービスも順調だ。

法人向けでは、セキュリティやサービス、VRなどに注力

 2019年は、これをさらに拡大していく。HDDやSSD、バッテリーといった部品が壊れる前に交換する予防交換サービスも提供。「セキュリティと一緒で、重要なのはビジネスを止めないこと」と専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括の九嶋俊一氏。また、セキュリティに関しては、米国のNISTサイバーセキュリティ標準に対応した調達基準を満たすことが求められている。これは米国だけの話ではなく、取引のある国内企業にも及ぶ。つまり、NISTの基準を満たしていなければ、締め出しをくらう可能性があり、その範囲は国内大手を中心に9000社とかなりの割合を占めるという。つまりセキュリティは経営課題でもあるということだ。

セキュリティが経営課題として大きな問題

専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括 九嶋俊一氏

 VR事業の拡大も期待しており、例えばキャリア教育アワードで経済産業大臣賞を受賞したMARSプロジェクトなどによる認知拡大に加え、製造業や建設業の大手企業で2ケタの採用が進んだという。今年はこれをさらに拡大していきたい考えだ。

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