アップルは2020年には全てのiPhoneのディスプレーを有機ELに完全移行する。米メディアWSJが1月22日に報じた。
WSJはiPhoneの生産計画に詳しい関係者からの話として、2020年に発売するiPhoneでは液晶ディスプレーが採用されない可能性が高いと紹介している。
iPhone XS後継機種はどうなる?
iPhone XRの販売が想定よりも少ないと伝えられている今、来年からすべてのiPhoneを有機EL化というのはありえそうな話だ。
だが、その場合に困ることになるのがiPhone XS後継機種の立ち位置だろう。
アップルは現在、フラッグシップモデルである「XS」、より画面の大きな「XS Max」、廉価モデルの「XR」という3ラインナップでiPhoneを展開している。
iPhone XRの後継機種が有機EL化すると、ほぼ中身が同じiPhone XSの後継機種はウリがなくなってしまう。
2019年のiPhoneからは「XR」もデュアルレンズカメラ化するとのうわさもあり、これまでどおりの3機種展開を続ける場合、アップルはその差別化に苦労しそうだ。
個人的には以前の2ラインナップに戻し、「XR」の代わりとしてiPhone SE2を投入して欲しいところだが……。
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