13.3型ながら4K(3840×2160ドット)という高精細なディスプレーを搭載した、マウスコンピューターの「m-Book J」シリーズ。加えて、シリーズ共通でCPUにCore i7-8550U搭載しているので、メインマシンとして活用できるスペックを持っている。
今回試用したのは、エントリーモデルの「m-Book J371SN-M2S2」。とはいえ、ストレージが256GBのM.2 SSD、メモリーが8GBと快適に使える仕様だ。ウェブ直販価格が14万3424円からとなっており、コストパフォーマンスが高いのも特徴。ほかにも、メモリーを16GBにアップしたモデル、ストレージに1TBのHDDを追加したモデル、SSDをさらに高速なNVMe SSD 512GBにしたモデルもそろえている。目的に合わせてチョイスしてほしい。
高精細な4Kディスプレーは想像以上の美しさ
m-Book Jシリーズの最大の特徴は、4Kディスプレー。デスクトップは広大なのはわかるが、13.3型で4Kが必要かどうか、という点が気になるだろう。そもそもこのモデルの出荷時の状態では、OSの「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」において300%に設定されている。これを100%、つまり一般的な表示状態に変更したモノと並べてみよう。
さすがに100%の状態は少々見るのが厳しいが、OSの設定では%を100、125、150、175、200、225、250、300刻んで設定できるので、自分に合ったサイズを選べばよい。ただ、ここで注意したいのはdpiだ。13.3型は1920×1080ドットのフルHDでは165dpiなのだが、3840×2160ドットの4Kにおいては331dpiになる。これだけ密度が高いと、文字や画像などの表示がグレアパネルも相まってとても綺麗だ。実際に筆者も、長時間の使用でも眼精疲労が蓄積しにくいように感じた。
また、HDMIで映像を外部出力することも可能なので、家や外出先のディスプレーに4K出力して広大なデスクトップを利用して、各種作業やプレゼンなどが行なえるのは便利である。
クリック感の高いキーボードで快適入力
キーボードは、13.3型というサイズもあってキーピッチは約19mmとゆったりとした配置だ。キーはしっかりとクリック感があり、快適にタイピングできる。以下の写真のように右のエンター周囲が独特の長さのキーになっているが、このあたりはすぐ慣れたのでみなさんも大丈夫かと思われる。
タッチパッドは、適度な滑りやすさとマット感を両立しており、タップによるクリック操作時に意図しない上への移動などが起きなかった。最近のノートパソコンを使っていると、時折そうした挙動が出るマシンがあるので、これは非常にうれしいところだった。
次回はベンチマークによりm-Book J371SN-M2S2のパワーについて紹介しよう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | m-Book J371SN-M2S2 |
CPU | Core i7-8550U(クアッドコア、定格1.80GHz、最大4.00GHz、8MBキャッシュ、HT対応) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256B SSD(M.2接続) |
ディスプレー | 13.3型(3840×2160ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子×3、HDMI端子、D-sub 15ピン、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、マルチカードリーダー、有線LAN端子 |
サイズ/重量 | およそ幅324×奥行234×高さ22.5mm/約1.4kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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