ラスベガスで現在開催中のCES2019ですが、会期前日、スタートアップ系企業を集めたイベント「Digital Experience」が開催されました。スマートフォンメーカーとしては、ファーウェイのサブブランドである「Honor」が独立して出展。Honor最新モデルの展示をしていました。
パンチホールディスプレーで
ノッチレスを実現した「Honor View 20」
もっとも注目の製品はディスプレー上部の切り欠き部分(ノッチ)を無くした「全画面ディスプレー」を搭載した「Honor V20 View 20」です。中国では12月に発売されており、グローバル展開はこれからの予定。日本でもHonorのスマートフォンは過去に発売されたことがあるだけに、再登場に期待したいものです。
Honor V20は6.4型(1080×2310ドット)ディスプレーに、SoCにKirin 980を採用するHonorシリーズのフラッグシップモデルです。グローバルでは「Honor View 20」として展開予定。中国向けのHonor V20はメモリーが6GBまたは8GB、内蔵ストレージは128GBまたは256GBとのこと。ノッチの無いディスプレーはすっきりした印象で、待受画面の表示ではパンチホールはあまり目立ちません。
ディスプレー表示を白にするとパンチホール(穴あき)の存在が際立ちます。しかし、穴の形は4.5ミリほど、ノッチと異なりホールの周りも表示エリアとなるため、実際に見てみると違和感はあまり覚えません。なお、画面上部のパンチホール部分までを従来のスマートフォンのように非表示エリアとする設定も可能です。
写真などを全画面に表示してみると、やはりノッチディスプレーよりも自然な見た目となります。フロントは2500万画素で美顔モード付きのセルフィーに強いカメラ。一方背面は4800万画素のシングルカメラに、3D対応のTOFカメラを搭載します。
スペックが高いだけではなく、本体デザインにもこだわっています。背面はナノコーティングを施したホログラム処理で、光の当てる向きによって「V」の模様が浮かび上がります。V20/View 20は若い世代のアーリーアダプターを狙った製品で、ライバルはずばり「OnePlus」などのフラッグシップモデルとのこと。最近流行のグラデーション系デザインとも異なる新しい仕上げで、この背面を見るだけでもこのモデルにかける意気込みを感じられます。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう