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グーグルのPixel 3 XLはシンプルで使いやすく、そして楽しい

2019年01月03日 12時00分更新

人気のハイエンド~ミドルハイスマホを
スマホ総研の3人でクロスレビュー

 アスキースマホ総研の3人がこの冬の最新スマートフォンをクロスレビュー! 第2回は第3世代でやっと日本に上陸した「Pixel 3 XL」をレビューする。

「Pixel 3 XL」(Google)

 Pixel 3 XLのスペックだが基本的にはスタンダードモデルのPixel3と同じ。SoCはSnapdragon 845を搭載しており、メモリーは4GB、内蔵ストレージは128GB、OSはAndroid 9。ディスプレーは6.3型有機EL(1440×2960ドット)で、上部にノッチがある(Pixel3はノッチなし)。

 カメラはシングルレンズだが、独自のアルゴリズムで暗所に強く、Googleレンズもいち早く楽しめる。

 なお、Pixel 3 XLはSIMフリー/ドコモ/ソフトバンクで発売中だ。

常に最新のOSとセキュリティーの安心感
Google「Pixel 3 XL」

かなり判断に困るモデル
スマホ総研リーダー ドロイドさん

評価:★★★★☆

 結構使い込んでいるが、実はものすごく判断に困るモデル。DxOMarkの評価とおりに、シングルレンズと考えれば写真の品質は高い……が、そもそも端末価格はマルチレンズのハイエンド機と同クラス。ハードの出来にも……。特に巨大なノッチは使っていて、かなり目障り。もちろん常に最新OSが使えるというメリットは他機には無いものだが。こうした不満も結局のところ、価格設定ゆえなのだと思う。ハイエンドのAndroid機との直接対決では分が悪く感じる部分が目立ってしまう。その意味でネット上でウワサされている「Pixel 3 lite」。もし本当ならば、かなり注目ですが、どうなんだろう?

これという突出した機能がない
主席研究員 スピーディー末岡

評価:★★★☆☆

 ずっと期待していたPixelシリーズがやっと日本でも! と思ったら、スペック的にちょっと残念な仕様に。というか、価格とスペックが合ってない。メモリー4GBならもうちょっと安くても良かったのではないか。もしくはメモリーを6GB以上にするとか。中国ではすでにメモリー8GBとかのモデルもあるし。

 リアカメラはシングルレンズだからといって舐めてました。ゴメンナサイ。独自の調整でデュアルレンズと遜色ない写真が撮れるのは驚きだ。とくに夜景は他機種の夜景モードばりにノイズ少なめで明るい写真になる。Pixel 3 XLのみだがフロントカメラはデュアルレンズなので、世界的なセルフィー需要に応えたカタチだろうか。人物を撮るなら広角レンズもあるフロントカメラのほうがいいだろう。

 デザインが安っぽいことと、目新しい機能が実はあまりないので全然物欲を刺激されなかったのだが、Google謹製のシンプルさ、基本性能の高さは評価したい。

Googleレンズは楽しいが購入欲が……
研究員 ミナミダ

評価:★★★☆☆

 カメラを向けた対象物を識別するGoogleレンズの認識率は高く非常に楽しいものの、いざ使うとなると用途が海外旅行程度しか思いつかない。ほかのAndroidスマホでも使えるようになってきたし。最大の不満点は端末のデザイン。クセはないが、SIMフリー版のストレージ128GBモデルが13万円を超えるのに購入欲が沸かない。端末を握っての各種操作やGoogleアシスタント起動、おサイフやAR対応など搭載機能も十分のいいスマホだとは思うのだが……。

  Pixel 3 Pixel 3 XL
ディスプレー 5.5型有機EL
(18:9)
6.3型有機EL
(18.5:9)
画面解像度 1080×2160 1440×2960
サイズ 68.2×145.6
×7.9mm
76.7×158
×7.9mm
重量 148g 184g
CPU Snapdragon 845
2.5+1.6GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64/128GB
OS Android 9.0
最大通信速度 下り最大794Mbps
CA対応 ○(5CC)
無線LAN 802.11ac
(2.4/5GHz)
カメラ画素数 リア12.2メガ/イン8メガ×2
バッテリー容量 2915mAh 3430mAh
指紋センサー
防水・防塵
USB端子 Type-C
カラバリ クリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンク クリアリーホワイト、ジャストブラック

私たちがレビューしました!

アスキースマホ総研リーダー ドロイドさん。スペックに載らない細かい話が好き

主席研究員 スピーディー末岡。スペックの数値が大好きスペック厨

新米研究員 ミナミダ。小型端末と肌色多めの美少女ゲームが大好物


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