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時短ツールとしてルンバを導入

ロボット掃除機は一人暮らしの部屋でも有効なのか試してみた

2019年01月03日 10時00分更新

スケジュールを組んで放置するだけで毎日綺麗に

 ルンバを稼働するには、主に以下の3つの方法があります。

  1. 本体にある「CLEAN」ボタンを押す
  2. アプリから操作する
  3. スケジュール機能で定期的に掃除

アプリから遠隔操作できる

スケジュールが組める

 理想は部屋に居ない時間帯に稼働させるのがベターなので、週末以外は仕事で外出しているなどスケジュールがある程度決まっている場合は、アプリからスケジュールを組むのがオススメです。一週間で何曜日の何時に掃除を開始するかを細かく指定できるほか、毎日じゃなくても月曜と金曜だけとか、逆に週末の土日だけ稼働させることもできます。

 外出が不定期な場合や自分の好きなタイミングで掃除したいときは、ルンバ本体にあるCLEANボタンを押せばすぐにスタートできますし、事前にスマホと連携してアプリからのスタートも可能です。またアプリを使う際は遠隔操作ができるので、外出先からルンバを稼働すれば急な来客にも対応できます。

音は(もちろん)うるさい

 一番心配だったのが、やはり運転中の音です。自宅は木造アパートのフローリングなため、バタバタと歩く足音やテーブルを動かす際の擦れる音が漏れ聞こえることがよくあるので、購入ギリギリまで導入するか悩みました。事前に家電量販店などで実際の運転音を確かめる手があったとはいえ、店内はBGMが流れていたり客の会話が賑やかだったりする可能性が高くほとんど参考になりません。

ゴム製のデュアルブラシ。毛が絡みにくい設計になっている

 使い始めてみると掃除のスタート時に「ピロリン」と大きめの音が鳴り、駆動音とともに掃除が始まります。運転中の音はおそらく搭載されているモーターユニットによるもので、本体からは吸引音が聞こえてきます。ちなみに運転音は一般的な掃除機より小さいものの、テレビや再生中の音楽が聞こえづらくなるほどです。もしも近くにスマートスピーカーがある場合は、いつもより大きな声で呼びかけないと反応しないので少々厄介です。

 実際はどれほど隣の部屋まで運転音が聞こえているかわかりませんが、ルンバが走行中のローラーの音などが下の階に響いている可能性があるので夜中の運転は避けましょう。

お掃除性能は文句なし

 ルンバに限らずロボット掃除機は同じ箇所を何度もくまなく走行しながら部屋中を丁寧に掃除するため、実は人の手で掃除するよりも綺麗になります。また、予めルンバが走行する場所を確保しておけば部屋の隅やテーブルの下、手の届きにくいベッドの奥なども毎回しっかり掃除してくれるので、ゴミやホコリが溜まらず常に綺麗な状態が保てます。

 さらに花粉も99%補足できるとのことなので個人的には来春の花粉シーズンにうまく活用できればと思っています。

ドアを開けておけば隣の部屋も掃除してくれる

2cm程度の段差なら問題なく乗り越えられる

 ルンバe5には、コードが絡まった際の異常を検知して自動的に解消する機能があります。ただ、何度か試してみたところ怪しい場面が多々あり、必ずしも安心というわけにはいきませんでした。やはり日頃からルンバの邪魔になるようなものを床に置かない心がけが必要かと思います。

 そのほかルンバの凄い点は、状況を把握しながら部屋から部屋へ移動できることです。壁沿いに走行するため、ドアを開けておけば部屋からキッチン、キッチンから玄関までの通路といった違うエリアでも移動しながら掃除してくれます。今回ルンバを導入した一番の理由がこれです。部屋だけでなくキッチンや通路も一括して掃除してほしかったので、実際に試してみて思惑通りに動いてくれて感動しています。

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