週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

シャープ・AQUOS sense2は機能の充実が光るエントリースマホ

かゆいところに手が届く
「あると便利」な機能も

 AQUOS sense2には、さまざまな独自の便利機能が備わっている。「かんたんモード」は、ホーム画面のアイコンや文字を大きく表示するよう設定できる機能。スマホ初心者にとって便利なのはもちろん、よく使うアプリを1つの画面に表示させておきたい人も活用できる機能だ。

「かんたんモード」中のホーム画面。アイコンや文字が大きくなりわかりやすい。通知の文字も見やすい

 また、筆者が個人的に好きなのが「ClipNow」。ディスプレーの上端をなぞるだけでスクリーンショットが保存できる。片手ではさすがに指が上端まで届かないので、両手を使う必要があるものの、両手で音量ボタンと電源ボタンを同時押しするよりも断然速い。

ページを切り取るようにして、スクリーンショットを保存できる

 他にも、自動スクロール機能や、のぞき見を防止する機能などを搭載している。

エントリーモデルとしては上々のパフォーマンス
電池持ちもよし

 スペックはCPUがSnapdragon 450、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GBとなっている。OSはAndroid 8.1。OSに関しては、発売日から2年間、最大2回のOSバージョンアップに対応するとのこと。

 スマホのパフォーマンスを数値化して評価できる「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを計測してみると、「72586」を記録。その後も複数回計測してみたが、71000以上は常に維持していた。エントリークラスのCPUを搭載するスマホとしては、高スコアとなった。

 実際使用していて、動作が鈍くなったり、アプリの挙動が遅くなったりすることはなかった。ゲームや動画編集などを頻繁にするわけでなければ、不満なく使用できるだろう。

最高スコアは「72586」。同スペックのスマホのなかでは上位に入るスコアだ

 電池持ちもまずまず。バッテリー容量は2700mAh。ウェブサイトを見たり、写真を多く撮ったりした日でも、外出中に充電が必要になることはなかった。また、消費電力は前モデルから約4割減少し、1年間使っても電池容量は90%以上を維持するとのことで、長く使用できそうなのも魅力だ。

 他には、指紋認証・顔認証の両方に対応し、防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)性能を備えている。おサイフケータイにも対応。

【まとめ】上位モデルにも引けを取らない
機能の充実ぶりでコスパも◎

 約1週間使ってみて感じたのは、AQUOS sense2の機能の充実ぶりだ。CPUこそエントリーモデルのものを搭載しているが、IGZOディスプレーやカメラの性能は、ミドルハイクラスのスマホと比較しても遜色ないほどに充実している。現在、docomo withの対象機種であるGalaxy Feelを使っている筆者としては、十分満足できる使い心地だった。

 もちろん、もっと大画面で動画やゲームを楽しみたい人や、カメラの画質や機能にとことんこだわりたいという人には、物足りない部分もあるかと思う。個人的にも、夜景の仕上がりやぼかし機能については、わずかに物足りなさを感じるのが正直なところだ。そういった人は、ハイエンドのスマホなど、上位モデルを検討してもいいだろう。

 「高性能エントリーモデル」と呼べそうなAQUOS sense2。これからスマホに乗り換える人だけでなく、基本機能さえあれば十分だという人や、こだわりはないけどそれなりにカメラもエンタメも楽しみたいという人にもオススメしたい。価格も3万円台なので、スマホ初心者やライトユーザーの方は、検討してみてはいかがだろうか。

「AQUOS sense2 SH-M08」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 5.5型液晶(18:9)
画面解像度 1080×2160
サイズ 約71×148×9.4mm(最厚部)
重量 約155g
CPU Snapdragon 450(オクタコア)
内蔵メモリー 3GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 8.1
VoLTE ○(HD+)
カメラ画素数 リア:1200万画素(F値2.0)
/イン:800万画素
バッテリー容量 2700mAh
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
生体認証 ○(指紋、顔)
USB端子 Type-C
カラバリ シルキーホワイト、ニュアンスブラック、
アッシュイエロー、アーバンブルー
発売時期 12月27日

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事