週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

OPPOの強さがハッキリ見えるミドルクラスの新スマホ「AX7」

2018年12月16日 12時00分更新

 今年初めに国内市場参入を果たし、7機種もの新製品をリリースしてきたOPPO。その最新ミドルクラス機が「AX7」だ。税抜2万9880円という価格でありながら、最新トレンドを盛り込んだ同機について、外観を中心に紹介する(レビュー記事も後日掲載予定)。

OPPOの新ミドルクラス「AX7」を紹介。約3万円のスマホとしてはデザイン面も含めて、非常に魅力的な製品に仕上がっている

大容量バッテリーを含め「R15 Neo」と共通のスペックが多い
ただ、ノッチ/指紋/デザインなどを強化

 その「AX7」だが、実は8月末にリリースされた「R15 Neo」とスペック面での共通点が多い。具体的には19:9の6.2型液晶(720×1520ドット)、Snapdragon 450、4GBメモリー、64GBストレージ、13メガ+2メガカメラ(イン16メガ)、Android 8.1(ColorOS 5.2)など。

高級感さえ感じさせるような美しい仕上がり

背面の両サイドは曲線になっており、持ちやすさも◎。4230mAhという大容量バッテリーでありながら、厚みは8.1mmと分厚い感じはしない

USB端子はmicroUSB。DSDV+トリプルスロット仕様も本機の魅力の1つ

 画面解像度がHD+とやや低く感じるが、そのぶんCPU性能とのバランスは良く、普段の操作では不満は生じない。そして一番の売りは4230mAhという大容量バッテリー。CPUと画面解像度の関係もあってか、電池持ちの良さは特筆ものだ。ネットワーク面でもau/ソフトバンク網のVoLTE+DSDV対応。さらにnanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様。ミドルクラスながら充実している。

400番台のスナドラながら、Antutu 7で7万点台のスコアでバランスがいい

 一方でR15 Neoから強化されている点も多い。まずはノッチ。今年後半になってトレンドになってきた水滴型ノッチを採用。一般的な台形型ノッチと比べて、単純に表示エリアの無駄が少ないのがうれしい。また、顔認証のみだったR15 Neoに対し、指紋センサーも背面に搭載している(顔と指紋の両対応)。

R15 Neo(右)との比較。ノッチの形状のほか、背面のデザインにも大きな違いが

 デザイン面も違いが。側面のメタル風塗装も含めて、正直プラスチッキーな印象が強かったR15 Neoに比べ、背面の両サイドが曲線を描くなど、ワンランク上の雰囲気と風格を持つ外観が魅力的。3万円のスマホとはとても思えない。インカメラの画素数も増加している(R15 Neoの8メガに対して16メガ)。

OPPOの製品力は非常に強い
ソフトウェアサポート面はどうなる?

 R15 Neoもコスパが高いと感じたわけだが、3ヵ月半ほどのスパンでリリースしたモデルでありながら、さらなる最新トレンドを取り込むなど確実に進化させている。この怒濤の製品力がOPPOが海外で成功した要因であり、日本にも力を入れている表れと言える。

 一方で若干気になる点も。個人的にR15 Neoを購入して利用しているのだが、トラブルレスで動作しているとは言え、ソフトウェアのアップデートは特になく、Androidセキュリティパッチも2018年6月のまま。Android 9へのバージョンアップも含めて、OPPO製スマホのソフトウェアサポートがどうなるかは今後チェックしていきたい。

「AX7」の主なスペック
メーカー OPPO
ディスプレー 6.4型液晶(19:9)
画面解像度 720×1520
サイズ 約75.4×155.9×8.1mm
重量 約168g
CPU Snapdragon 450(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSD(最大256GB)
OS Android 8.1(ColorOS 5.2)
対応バンド LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19
/20/26/28/38/39/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDS ○(DSDV)
VoLTE
カメラ画素数 リア:1300万画素+200万画素
/イン:1600万画素
バッテリー容量 4230mAh
FeliCa ×
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋、顔)
USB端子 microUSB
カラバリ ゴールド、ブルー
発売時期 発売中

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります