ローソンは、全国のローソンマチカフェ展開店舗で「ティピカ スペシャルリザーブ パナマ・ベルリナ農園」を12月11日に発売しました。500円。
マチカフェのシングルオリジンシリーズとして、パナマの名門コーヒー農園の、希少豆のコーヒーが登場です。
中南米パナマ共和国、ボケテ渓谷の高地にある、100年以上の歴史をもつ「ベルリナ農園」。そこで栽培した、樹齢100年以上のティピカ種の木から収穫したコーヒー豆。
通常、コーヒーの木の寿命は30年~40年のため、樹齢100年以上の木は非常に希少だとか。ローソンでは、同コーヒー豆の生産量が年間2.7tあるうちの約1tを確保。500円という価格で全国的に展開します。
500円コーヒーは高い?
ローソンの通常のコーヒーはSサイズ100円。それに対して「ティピカ スペシャルリザーブ パナマ・ベルリナ農園」は500円と、5倍の値段。価格だけみるとなかなか高額です。
SNSでは、「500円ならスターバックスに行く」「自分が飲むのは100円のコーヒーで大丈夫」といった価格の面での否定的な見方や、「希少種だからおいしいとは限らない」「抽出方法にも左右される」といった、話題性に対して味が伴っているか懐疑的という見方もあります。
一方で「希少な豆のコーヒーがコンビニで飲めるのはスゴイ」「コーヒー好きにとってはうれしい商品」といった肯定的な意見もあり、物議を醸しています。
ちょっと個性的でリッチな味
実際、味はどうでしょう? 記者がさっそく飲んでみました。口に含んだ瞬間、スモーキーで酸味もあり、パンチがありました。ローソンの通常のコーヒーとは違うな、というのが明確。最初のインパクトこそ強いですが、一瞬おいてからなめらかな風味となり、苦みが柔らかく、後味の余韻はほのか。
全体としては、豊かな香りがしてリッチ感があり、かつ飲みやすかったです。ローソンのからあげクンとあわせて飲んだのですが、揚げ物とも相性がいいと感じました!
あなたは買いたい?
確かに500円は高いですが、ふだんのコーヒーより記憶に残りました。私は、毎日は買えないけど、休日などにゆったりした時間を過ごしたい時に買うのは、なくはないと思いました。おそらく、立地にも左右されると思われ、近くに他のカフェがない時は、優先度が高まりそうです。
なお、ローソンではこれまでにも、シングルオリジンシリーズとして希少なコーヒーを提供しています。2018年2月には、高級豆として知られる「パナマゲイシャ」のシングルオリジン「マチカフェ シングルオリジン パナマ ベイビーゲイシャ」を500円で発売。最近だと10月16日から「マチカフェ シングルオリジンシリーズ ブルーマウンテンNo.1」を数量限定で、こちらも500円で販売しています。
100円、500円と幅があるのは、買う側としては選択肢が増えて悪いことではない、というのは言えそうですが、どうでしょう。
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