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OPPO Find Xは飛び出すカメラだけじゃなく全方位でスキなし

2018年12月10日 12時00分更新

 今回、レビューするスマホはOPPOの「Find X」。カメラがスライドして出てくるという新しいギミックを搭載したハイエンドモデルだ。筆者は、このモデルが6月にグローバルで発表されたときから気になっていたこともあり、国内発売が決まると購入を即決。発売日の11月9日から使っている。

 SIMフリーで、量販店での実勢価格は12万830円(税込)だが、筆者は楽天モバイルのSIMを一緒に購入し、キャンペーンなどが適用されて、9万9230円(税込)だった。

ノッチがない大画面と
美しすぎる背面も魅力

 Find Xの最大の特徴は、普段はカメラを内部に収納し、使うときだけスライドして出てくる機構だ。そのため、Find Xの前面上部はベゼルが細く、ノッチもない。フロントパネルに搭載された6.4型の有機ELディスプレーの画面占有率は93.8%。画面を隅々まで使えるのは、文字が見やすく、写真や動画を表示させた際の迫力が増すことはもちろん、デザイン的にもスッキリとして美しい。横幅は74.2mmと、そこそこ幅太なのだが、前面・背面ともに3Dカーブガラスを採用し、手になじみやすい形状になっている。

画面アスペクト比は19.5:9。6.4型で解像度は2340×1080ドット

横幅は74.2mmあるが、片手でも安定したホールド感を得られる

左が5.8型のiPhone Xで、右が6.4型のFind X。文字が大きく表示されることも利点

 背面パネルは「3D多面カラープロセス」という手法を使っているそうで、本体の向きや光のあたり方によって色の明るさが違って見えるグラデーションカラーを採用。OPPOは、ほかのモデルでもグラデーションカラーを採用しているが、Find Xの背面パネルは、ひときわ美しく、ハイグレード感を主張しているように感じる。

 個人的に、いままでに買ったスマホの中で一番美しいと思っている。ただし、この美しさを維持するためにはカバーでの保護は必要で、やむなく同梱されていたクリアケースに収めて使っている。結果、本体の横幅がさらに太くなり、片手での操作性にやや影響が及ぶのが残念ではある。

カラバリはサイレントブルー(左)とワインレッド(右)の2色

深みのあるグラデーションカラーは大人向けの印象

背面を保護できるクリアケースが同梱

ケースを付けると、横幅が3〜4mmほど太くなり、厚みも増す。操作性だけを考えると裸が使いたいが、やはり落下が心配だ

 本体の右に電源ボタン、左に音量ボタンを搭載。底部のUSBポートはType-Cで、イヤホンジャックも兼ねる。Type-C端子のイヤホンを同梱し、市販のイヤホンを使いたい人向けにType-Cと3.5mmの変換アダプターも同梱している。SIMスロットにはnanoSIMを2枚セットでき、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)にも対応している。

右側面に電源ボタンを搭載

左側面に音量ボタンを搭載

底部のUSB端子はType-C。独自の急速充電にも対応している

SIMスロットは両面に1枚ずつセットできる仕様。なお、microSDは非対応

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