自社製の強みを生かした
“全部入り”のOLEDパネル
AQUOS zeroに搭載されている自社製OLEDパネルは、前述のとおり6.2型(1440×2992ピクセル)のものだ。明るさに優れるトップエミッション方式で、パネル上部にノッチの切り欠きがあり、パネル全体が曲がっている3D形状を採用。他社のOLEDパネルの特徴をしっかり盛り込んだ「最初からOLEDパネル開発の先頭集団に切り込んだ」と言えるだけの仕様となっている。
中でも、パネル全体が曲がっている3D形状での製造は、他社スマホに見られる画面端だけを曲げるよりも難しく、パネルデバイスの担当に「正気ですか?」と言われながらも実現できたという。
絵作りについては、これまでAQUOSのテレビやスマホで培ってきた液晶向け高画質エンジンの技術をもとに「リッチカラーモバイル feat. OLED」を搭載した。OLEDの100万対1の高コントラストや広色域(DCI-P3 100%)といった特徴を生かしつつ、液晶よりも繊細な制御を必要とするピーキーな特性をうまく調整したという。
OLEDの特徴のひとつ黒が締まるという特性は、電力を加えない画素がまったく発光しないという特性を指す。だが、そのぶん「完全な黒の部分だけがストンと落ちるので、暗所の階調表現をしっかり管理しないと不自然になる」という。また、明るい部分の描写でOLEDの広色域の特性を生かすには明るい部分の階調管理も重要だ。そこで、暗所と明所の階調表現に重みをもたせたほか、色についても明度・彩度・色相を3次元で管理し出力しているという。
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