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AQUOS zero 開発者が語る自社製OLED搭載スマホの強み

2018年11月28日 12時00分更新

放熱にも手抜かりなし
手に持って熱くならない設計

 放熱設計も、近年のAQUOSシリーズと同様に力を入れている。SoCなどの発熱を金属板と放熱シートでマグネシウムフレームに伝えて本体全体で効率よく放熱できる設計だ。これにより、ゲームなど高負荷なアプリを長時間動かす場合でも、処理性能を落とさずに動かし続けやすくなる。

従来モデルの「AQUOS R」も放熱には力を入れていたが、熱が本体上部にやや偏っていた。AQUOS zeroはより本体全体に熱が分散するように設計したことで、効率的な放熱を可能とした

 さらにAQUOS zeroでは、ユーザーが手で持つところには熱が伝わりにくいように設計することで、アプリ操作時の不快感を減らしている。縦持ちの場合は、背面を熱伝導率の低いアラミド繊維のパネルが覆っているので手に熱を感じにくい。横持ちだと側面のマグネシウムフレームを指で掴むことになるが、その場合もフレーム側面が凹んだ形状になっており、指で掴みやすいが熱は伝わりづらいという理想的な設計になっている。

ユーザーに放熱している部品の熱さを感じさせないよう、背面にアラミド繊維のパネルを採用。側面のマグネシウムフレームも手に密着しないよう形状を工夫している

 また、スマホを充電しながら動画を視聴するユーザー向けに、スマホ内部に2つの電源管理ICを搭載して充電中の発熱を抑える「パラレル充電」にも対応。扱う電流を分けることで発熱を抑えつつ、熱源を分散することで放熱の効率も向上させている。

充電時の電力をコントロールする電源管理ICを二つに分散。発生する熱の総量を減らしつつ、発熱元を分散している

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