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目指すはスター・トレックの「ホロデッキ」

VR機器不要の完全没入型VRシステム実現へ向けて米企業提携

2018年11月27日 18時25分更新

 SFシリーズ「スター・トレック」に登場した「ホロデッキ」のようなVR環境の開発に向け、米企業がパートナーシップ提携を行なった。サンノゼを拠点とする3D映像ディスプレーを手がけるスタートアップLight Field Labと、LAを拠点とするクラウドベースのハイエンドグラフィック技術を専門とするOTOYがタッグを組み、ホロデッキの実現へと向けて乗り出している。

 ホロデッキは、VRヘッドセットや3D眼鏡などのデバイスを装着せずに完全没入型のVR世界を体験する仮想空間。今回のプロジェクトの目的は、3D映像を周囲に映し出すだけでなく、ホロデッキのようにユーザーの動作に合わせて3D映像が移動したり変化したり、触ることをも可能という。

 スター・トレックの生みの親であるジーン・ロッデンベリー氏によって設立されたEndeavor and Roddenberry Entertainmentも、この新しいテクノロジーを活用したオリジナルコンテンツの製作に賛同している。Endeavor and Roddenberry Entertainmentはホロデッキの権利を所有しており、現在は息子であるRod Roddenberry氏が運営している。Ron氏はスター・トレックに登場するテクノロジーが実現することを長年待ち望んでおり、ホロデッキが近い将来「実際に体験できることを確信している」と語っている。

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