12.9型の新型iPad Proを2週間使って見えた良い点悪い点
新型iPad Proを使い込むうちに
便利な点と不満点が浮き彫りに
新型iPad Proを発売日の11月7日から使い始めて、記事執筆時点で約2週間が経過しました。「ほとんどのノートパソコンよりも優れたパフォーマンスを発揮」と謳われている本製品ですが、iPadに特化した「Photoshop CC」がAdobeからリリースされるのは2019年。日頃よく使うアプリが出そろったらiPad Proだけの生活も試してみようと思っていますが、現時点ではあくまでもタブレット端末として利用しています。
とはいえ、そのなかでも気に入ったところ、気に入らなかったところがいくつかありますので、本記事では「使い勝手」にフォーカスしてレビューしていきたいと思います。
iPad Proで気に入ったポイント
ワタシは12.9型のiPad Proを購入しました。理由はマンガや雑誌を基本的にiPad Proで読むため。第1世代は12.9型、第2世代は10.5型モデルを購入したのですが、マンガや雑誌を読む電子書籍リーダーとしては10.5型モデルがちょっと小さく感じたんですね。12.9型なら横持ちでマンガを見開きで読んでも文字が細かすぎることはないですし、雑誌も小さな文字でも拡大せずに読めます。
新型の12.9型iPad Proはタブレット端末としてはフットプリントが最小クラスなので、体重100kgの巨漢の筆者にとってはノートPCと一緒に携帯しても苦にならないサイズとなりました。
12.9型iPad ProにはA4変形サイズの週刊アスキーがほんのわずかに小さなサイズで表示されます。写真の下の小さな文字(キャプション)を読むときでも拡大縮小する必要はありません。それでいて狭額縁のおかげで携帯性も向上しました
新型iPad ProはインターフェースがLightningからUSB Type-C端子に変わりましたが、これによってMacBook ProなどのACアダプターを共有できるようになり、充電環境がすっきりしました。現在常用しているデジタル機器はほとんどUSB Type-C端子を備えているので、出張や旅行に出かける際もACアダプター、ケーブルが最低限で済みます。
でもこのタイミングでiPad Proの端子をUSB Type-Cに変更するなら、9月21日に発売した「iPhone XS/XS Max」もUSB Type-C端子を採用してほしかったと心底思います。USB Type-C端子を備えるバッテリーケースがあればUSB Type-C環境に完全移行できるのですが、Amazonで売られているXS Max用のバッテリーケースの中からは見つけられませんでした。うーん、残念です。
「Xbox One S並みのグラフィックパフォーマンス」と謳われているiPad Proですが、携帯ゲーム機としてのポテンシャルは現時点で世界最高レベルです。バトルロイヤルゲーム「PUBG Mobile」などをプレーしていると、まったくカクつきはないですし、画面サイズが大きいわ、解像度も高いわで、遠くにいる敵プレイヤーをすぐ見つけられます。
同業のモバイルプリンス氏もポッドキャスト「スマートフォン王国」で言及していましたが、スマホでプレーしている方よりあまりに有利すぎるので罪悪感を覚えるレベルです。
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