名前からしてキワモノだと思いました
「富士そばのトマトチーズかつ丼(笑)。また変わったものを出しちゃったな(笑)。まあ、おもしろそうだから食べてみるか(笑)」
これが、偽らざる本音だった。お腹がすいた、ちょっとそばでも食べるか、みたいなテンションで名代 富士そば(以下、富士そば)にふらっと入ったら、「トマトチーズかつ丼」(580円)とあるんですよ。
ちなみに販売していたのは市ヶ谷五番町店(東京・千代田区)。580円。11月24日には、富士そばのFacebookアカウントでも紹介されていた。
富士そばは「店舗限定のメニューは沢山あります!申し訳ありませんがお店でご確認をお願い致します」と公式で紹介するぐらい、店舗限定メニューが多いことでも有名である。そのため、市ヶ谷五番町店以外での取り扱いは不明。余談だが、自分の記憶が確かなら、2010年頃に今はなき渋谷南口店で「イタリアンかつ丼」というメニューがあったはず。
ちなみに、富士そばをバカにするつもりは毛頭ない。好きか嫌いかでいえば即答で「好き」だ。ただし、「富士そば大好き! 一番好きな立ち食いそばチェーン店です!」というテンションではない。そのような愛し方は、富士そばにそぐわない気がする。あまり時間がないときの昼食に、仕事で帰りが遅くなったときの夜食に、ふらっと立ち寄る、といった具合の存在。
それでも週1ペースでかならず行っているし、もりそばのミニ丼セットで薬味のワサビを丼にのせてアレンジする(「ミニ鴨丼」あたりには絶妙に合う)ぐらいのことはする。イチオシはベタで申し訳ないが「肉富士そば/うどん」。また、風邪気味で食事を作る元気がないときに、「ゆず鶏ほうれん草そば/うどん」に何度助けられたことか。やたらとタイアップする「龍が如く」シリーズとのコラボメニューもよく食べるし、「煮干しラーメン」が好きすぎて広報の人に「全店舗でレギュラーメニュー化したらどうか」と提案したこともある(たぶんスルーされた)。
かくのごとく富士そば贔屓ではあるのだが、オリジナルメニューで「トマトチーズかつ丼」が出てきたら、さすがに笑っちゃうじゃないですか。ナメてかかるじゃないですか。かつ丼に、トマトとチーズ? だから、正直、怖いもの見たさ(食べたさ)で注文したわけですよ。さすがにメニューにのせているんだから、食べられなくはないだろう。そこそこおいしかったら儲けもの、ハズレだとしても話題にはなるかもね、といった具合で券売機のボタンを押してしまった。
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