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ソルダリング仕様はオーバークロッカーに福音をもたらすのか?

Core i9-9980XEベンチマーク解禁、Core i9-7980XEとOC比較してみた

2018年11月13日 23時00分更新

「Core i9-9980XE Extreme Edition」のサンプル品。

 Intelの次期Core Xシリーズの最上位「Core i9-9980XE Extreme Edition」(以下、Core i9-9980XE)のパフォーマンスが解禁された。細かいスペックなどは既報でお伝えしたが、今回は発売前に同CPUのサンプルを試す機会が得られたので、現行の最上位「Core i9-7980XE Extreme Edition 」(以下、Core i9-7980XE)との比較をお届けする。

 なお、筆者は以前Core i9-7980XEを購入して殻割レビューを行なっているが、別途ノーマルの製品版をお借りして比較対象とした。というのも、次期Core Xシリーズの最大の特徴として、「ソルダリング」仕様による放熱効率の向上が挙げられるからだ。グリスTIMからソルダリングに変わり、製品保証外の行為ではあるが、どの程度オーバークロック(以下、OC)できるようになったのかもあわせて楽しんでいただきたい。

見た目の変化はヒートスプレッダーの「穴」のみ

Core i9-9980XE(左)とCore i9-7980XE(右)。見た目の変化はヒートスプレッダー上の穴のみ。

Core i9-9980XE(左)とCore i9-7980XE(右)の裏を比べてみても、まったく同じに見える。

 まずは外見をチェック。Core i9-7980XEとの差はヒートスプレッダーに空いた穴のみ。おそらく、ソルダリングになって動作熱で暖められた空気が抜ける穴の経路が変わり、そのために新たに空けたものと思われる。ちなみに、Core i9-7980XEは殻割すると、ヒートスプレッダーと基板の接着材の一部に同様の理由で隙間が設けられている。

Core i9-9980XEのタスクマネージャー。

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