別キャリア「CSL」では香港居住者用eSIMを提供
また、香港の別キャリア「CSL」は香港居住者向けに同様のeSIMを提供します。こちらは香港の携帯電話番号を持っていないと登録ができないようですが、eSIMの登録で初回ボーナス2日間のローミングデータが無料になります。対応する国は中国、オーストラリア、カンボジア、インド、インドネシア、日本、マレーシア、ニージーランド、フィリンピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ。
このサービスは「Club SIM」という名前でSIMカードで提供されているものを、eSIMに対応させたもの。上記のアジア料金は5日間分で60香港ドル(約870円)で提供されているので、1日当たり約174円となります。また、ほかにもヨーロッパパッケージなども提供しています。
まだeSIMサービスが各国で始まったばかりのため、iPhoneのeSIMをどのように活用するかはしばらく試行錯誤が続くかもしれません。自分のキャリアの契約をeSIMにして、SIMトレイにはMVNOのSIMを入れるという使い方もあるでしょうし、今回紹介したようにeSIMは海外旅行用のローミングSIMを入れる、という使い方もできます。おそらく数年もするとeSIMでDSDS、なんてスマートフォンも出てくるのでしょうね。
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