Androidベースだが機能は限定的
カードケータイと名付けられた本製品が携帯電話であることは間違いありませんが、端末情報を見てみるとOSのベースはAndroidのようです。なんらかの方法でアプリをインストールできれば非常に面白くなりそうなので、どなたかが道を切り開くことを強く期待します。他力本願でスイマセン。
本製品を触った第一印象は質感の高さ。前面、背面ともに防指紋加工が施されており、薄いながらも剛性の高いボディーに安っぽさはいっさいありません。特筆しておきたいのが、音と振動の絶妙さ。「ピポッ」、「ピッ」といういかにもな電子音と、結構強めのバイブレーションが……高級感あるんですよ! 音も振動も安易に選ばず、開発陣がこだわって調整していると個人的に睨んでいます。お疑いの方は、ぜひ店頭でお試しください。
ウェブブラウザーが動くので
サイトのチェックもできる
連絡先、メッセージ、カレンダー、時計、電卓、メモ帳搭載と意外と多機能な本製品ですが、驚かされたのはウェブブラウザーが動くことです。
画面の描画色が16階調のグレースケールである、電子ペーパーディスプレーの特性上書き換え時にちらつきが発生する、動画や音声の再生をサポートしていない、GPSを搭載していないため位置情報をウェブページで利用できない、ピンチイン・アウト操作できない、ホーム画面にサイトのショートカットを作成できない……などなど制限は多々ありますが、カードサイズのデバイスでウェブページを見られるのですから感動しますねー。
なお、アルファベットや数字だけでなく、日本語もフリック操作で文字入力可能です。電子ペーパーディスプレーの特性上、描画は遅れますが、遅延を無視してどんどん操作すれば、スマートフォンとほとんど変わらぬ速度で文字入力可能です。
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