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最大6コアCPU+64GBメモリーのパワフル新Mac mini、最高50万円!

2018年11月03日 12時00分更新

 2014年のモデルチェンジ以来、放置状態(?)と思われていたMac mini。4年ぶりに登場した新モデルは、6コアCPUに加え、最大64GBメモリが選択できるなど、超パワフルなマシンに進化した。

 同時に発表されたiPad ProやMacBook Airと同じく、発売日は11月7日だが、本記事ではApple Storeで選択できるオプションを中心にあらためてチェックしていこう。

スペースグレイの筐体が渋みを増したMac mini

Thunderbolt 3×4で拡張性もなかなか
SSDの容量選択が悩ましいか

 まず外観は、本体サイズや形状こそ従来モデルと変わらないが、スペースグレイ仕上げで精悍な印象になっている。このアルミニウム筐体はリサイクルアルミ、プラスチック部品もリサイクルされた材料を用いるなど、進歩的な取り組みをアップルはアピールしている。

先日の発表会での1シーン。ラックマウントサーバとしても利用できるというが、この光景に会場でもどよめきが

 インターフェイス類も2018年の最新仕様に進化した。背面にはType-AのUSB×2に加え、4K/60Hz出力に対応したHDMI 2.0、USB-C(Thunderbolt 3)×4、Ethernet、ヘッドフォンの各端子を備える。

Thunderbolt 3端子は4つとなかなかの拡張性を持つ。また、それとは別に通常のUSBやHDMIも用意されているので、一般的なキーボード/マウス/ディスプレイとの組み合わせで普通に使える

 Mac mini単体では、Thunderbolt 3×2+HDMI 2.0で4Kディスプレイ3台、またはThuderbolt 3で5Kディスプレー+HDMI 2.0で4Kディスプレイの組み合わせでの映像出力が可能。Thunderbolt 3で外付けGPUの追加もできるので、拡張性は十分に高いという見方もできる。また、Ethernetは標準ではギガビットだが、税抜1万1000円の追加で10GbEへの変更が可能になっている。

 続いてはモデル構成。税抜8万9800円の標準モデルは、4コアのCore i3(3.6GHz)、8GBメモリ、128GB SSD(PCIe接続)の組み合わせ。128GBのストレージでは心もとないが、256GBにするとプラス税抜2万2200円、512GBにするとプラス税抜4万4400円、2TBではプラス税抜17万6000円(!)。SSDの増設は困難だと思われるので、購入時はここが一番の悩みどころだろう。

SSDの容量の選択は悩ましい

 メモリも、せめて16GBに変更したいとなると、プラス税抜2万2000円(32GBはプラス税抜6万6000円、64GBはプラス税抜15万4000円!)。詳細スペックには「DDR4 SO-DIMMメモリ」とあり、公開されている写真からもソケットタイプだということがわかるが、実際にユーザーが簡単に増設できるかは発売前の時点では未知数である。

オフィシャルの画像でも、メモリはソケットタイプになっているのがわかる。またT2チップも搭載されている

 最後に具体的な購入例。大容量ストレージは別途用意するとして、CPUを6コアのCore i5(3GHz、最大4.1GHz)で、16GBメモリー、256GB SSDと、まずまずの性能のマシンにすると、価格は税抜14万4800円。

 6コアのCore i7(3.2GHz、最大4.6GHz)/64GBメモリー/2TB SSD/10GbEという最高スペックでは、税抜46万3800円(!)に達する。あとは各自の使い方で選んでほしい。

盛り盛りMAXだと、税込でほぼ50万円。ここに外付けGPUを追加すれば、さらなるパワーアップも図れる(もちろんお金もプラス!)


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