週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

VRでの描画をよりスムーズに、より快適に

VRのfps低下を防ぐ機能「Motion Smoothing」をSteamが試験導入

2018年11月02日 19時00分更新

 Valveは、VRでの描画をより滑らかにする「Motion Smoothing」の機能を試験導入した。Oculusが先行して採用する「Asynchrouis Sapcewarp(ASW)と似た技術で、fps(frame per second)が低下した際にもスムーズな描画と快適性を維持する。

 PC向けVR(高解像度)の動作には、高い処理能力が要求される。このため、VRヘッドセットを急激に動かすと、画面を再描画するために負荷がかかり、fpsの低下がしばしば発生してしまう。今回SteamVRに導入される「Motion Smoothing」はOculusのASWと同様、前のフレームではなく新しいフレームを表示し、直近の2つのフレームデータから次のシーンを予測する。それをディスプレーに表示することで遅延のない動きに見せるというものだ。

 Motion Smoothingは、アプリケーションのfps低下を検知すると自動的に動作する。ASW同様、描画処理を補足することで、45fpsで描画しながらもフレームレート90fpsを維持。現在Motion Smoothingの動作環境は、NVIDIAのGPUとWindows10のPC。またヘッドセットはHTC VIVEのみ対応している。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります