【iPhone XRとXSで同じ部分】
CPU、Face ID、FeliCa、nanoSIM+eSIMなど多数
ここまではiPhone XSとiPhone XRの違いについて長々と紹介してきたが、共通の部分の方も多い。
まずCPUは、機械学習に特化したニューラルエンジンを強化したほか、高負荷時の温度でも最適化が図られるなど、大きく性能をアップした「A12 Bionic」で共通(メインメモリーはiPhone XS/XS Maxの4GBに対し、iPhone XRは3GBとのこと)。
ホームボタンを省略したことに加え、ユーザーの顔を3Dで認識して高精度に認証する「Face ID」も同じ。FeliCa周りの機能も共通で、iPhone本体のバッテリーが切れた後も、Suicaだけは数時間利用できる「予備電力機能付きエクスプレスカード」をともに搭載。Qi準拠のワイヤレス充電や高速充電にも3機種とも対応している。
通常のnanoSIMに加え、本体に内蔵したeSIMとの組み合わせによるデュアルSIM機能(iOS 12.1で利用可能になる予定)も、国内モデルについては同等である。
【まとめ】
ディスプレーとカメラに差はあるが、コスパ優秀のiPhone XR
最後にまとめ。iPhone XS/XS Maxの有機ELディスプレーは明らかにワンランク上のクオリティーを持っているし、デュアルカメラも強力。現時点で最高のiPhoneを求めるのであれば、iPhone XS/XS Maxを選択するべきだろう。
一方で、iPhone XRもiPhone XSと同じ最新CPUを搭載し、ハイエンドスマホとして見劣りする部分はほとんど無く、それでいて約3万円の価格差がある(64GBではストレージがやや足りないというなら、前述のようにさらに差が広がる)。そしてポップなカラバリが物欲をかき立てる。
iPhone XRは発売時点では爆発的な人気とはなっていないが、コスパという面においてはiPhone XSの2モデルより明らかに上で、2018~2019年におけるiPhoneの主力モデルとなるのは間違いないだろう。
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