スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第59回
あのグーグルでさえもスマートフォン市場では迷走していた
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本日は、ASCII倶楽部で2017年10月8日に公開した「あのグーグルでさえもスマートフォン市場では迷走していた」を紹介します。
Androidを提供するグーグルは自社でもスマートフォンを市場に投入しています。Androidの最新バージョンをいち早く体験できるだけではなく、ハイスペックかつ最新機能を搭載した魅力的な製品も数多く手掛けてきました。
2016年からは新たにPixelシリーズに切り替わった、グーグルのスマートフォンの歴史を振り返ります。
リファレンスモデルとして登場
最初のNexusもHTCが手がける
Nexusの最初の製品である「Nexus One」は2010年1月に発表されました。それまでOSのみを手がけていたグーグルが自社からスマートフォンを出す動きに対し「アップルのようにハードウェアも開発し、垂直統合ビジネスを進めるのだろうか」という声も聞かれました。しかし、グーグルの狙いはハードウェアメーカーになることではありませんでした。
Nexus Oneは当時最新となるAndroid 2.1を搭載し、そのOSパフォーマンスを十二分に味わえる高い本体スペックを搭載。グーグルはこのNexus Oneを「スーパーフォン」と呼び、従来のスマートフォンを超える存在として大きくアピールしました。
Nexus Oneの登場直前、2009年のスマートフォン市場を振り返ってみると、Androidスマートフォンで最も多く製品を出していたのはHTCでした。
そもそも世界初のAndroid端末を製造したのもHTCです。そのHTCは2009年からAndroid上に自社開発のUI「HTC Sense」を搭載。また、ソニー・エリクソンやサムスンもAndroidに本格参入を始め、同様に自社のカスタムUIを搭載していました。
当時のAndroidはまだ使いにくい部分が多く、グーグルのOSバージョンアップを待たずにメーカーがいじれる部分を改良していたのです。
グーグルとしてはアプリ開発者に標準OSに対応するアプリを開発してほしいものの、各社の製品はすでにカスタマイズされた状態になっていたわけです。また、OSのバージョンアップも各社がカスタムUIを調整するために多少の時間のズレが生じてしまいます。
そこで、OSを一切カスタムしておらず、余計なアプリもプリインストールされていない標準モデル、つまりリファレンスとなる製品としてNexus Oneが投入されました。
続きは「あのグーグルでさえもスマートフォン市場では迷走していた」でお楽しみください。
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