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需給バランスに応じて価格変更できる「throough」導入の実証実験

駐車場シェアサービスのakippa、ダイナミックプライシング自動化の実証実験を開始

2018年10月09日 18時30分更新

 駐車場予約アプリ「akippa」運営のakippaは10月3日、日光企画が開発したダイナミックプライシングをリアルタイムに自動で実施するシステム「throough」(スルー)導入の実証実験を開始した。

 throoughの導入により、一部のakippa駐車場料金が自動的にダイナミックプライシングに適用されるようになる。

 ダイナミックプライシングとは、需要と供給のバランスで価格が動的に変わる仕組み。需給状況によって、適切な値段でモノやサービスを提供できるようになる。

 従来は、料金設定をする際には大きな労力と手間がかかってしまうことや、利用者の増加にともなうデータの増加に対処ができないなどの課題があった。

 本来、ECサイト向けであるthrooughを導入する今回の実証実験では、akippaが保有している駐車場予約データを日光企画の機械学習チームが解析して駐車場ごとに最適な価格を導き出す。その結果、akippaの駐車場オーナーに手間をかけることなくダイナミックプライシングの適用が可能になるという。

 駐車場予約の価格変動要因は、イベントの有無・規模・人気性や過去の予約状況など多岐にわたり、これらの状況に応じて適切な価格設定モデルを駐車場ごとに適用する。なお、実証実験は関西エリアで実施し、全国の駐車場にて順次適用予定としている。

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