このように魅力的なFluid Motionだが、細かい条件は明らかにされていないが、最新のWindows 10だとAPU搭載機では「RADEONソフトウェア」の設定に表示されておらず、使用することができない。
しかし、Bluesky氏が公開しているGPUを利用したフレームレート変換用DirectShowフィルタ「Bluesky Frame Rate Converter」を導入し、「BlueskyFRCUtil」を使ってFluid Motionの設定を有効化すると、利用できるようになる。
導入方法はとても簡単。「Bluesky Frame Rate Converter」をインストールして起動し、「Radeon 設定上のAFM設定を有効化」にチェックすれば、「RADEONソフトウェア」で「AMD Fluid Motion Video」が表示され、オンにすることができる。
今回、Fluid Motionが実際にRyzen G搭載機で動作するか、そしてどう変わるのかを検証するため2014年4月から6月にかけて放映され話題となった榎宮祐氏の小説が原作のTVアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」のBlu-rayを使わせてもらった。プレイヤーにはBlu-ray再生の定番であるCyberLink社の「PowerDVD 18 Ultra」を使用した。
©2014 榎宮祐・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
映像が24fpsから60fpsに向上しているかは、ゲームのフレームレートを表示する定番ソフト「Flaps」で確認。Fluid Motionは特に動きの多いシーンで効果を発揮。たとえば、「初瀬いづな」との戦闘シーンでは、ビルからの落下シーンなど、随所の動きがかなり滑らかになっていた。一方で、ステフ(ステファニー・ドーラ)が自身を愛でるシーンなど、動きの激しくないシーンでもぬるぬる感がアップしていた。
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