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グーグル、AR/VRチームを拡大か

2018年10月01日 17時00分更新

 2018年5月に開催された開発者会議のGoogle I/Oでは、グーグルのVRプラットフォーム「Daydream(デイドリーム)」に関する目立ったニュースはなかった。しかし、同社の求人情報を見ると、AR/VRのチームを急速に拡大する様子がうかがえる。

 Daydreamは、スマホで高品質なVRを提供するプラットフォーム。Android 7.0以降のハイスペックなスマホに対応する。グーグルはDaydreamに対応したヘッドセットとして「Daydream View」を販売しており、毎年少しずつアップデートを重ねている。AR関連では、Androidスマホで広く使えるAR機能「ARCore」を展開中。初期の対応製品はフラッグシップ級に機種のみ限られていたが、対応スマホも徐々に増えつつある。

 今回グーグルが募集するポストの1つは「ダイヤモンドターニング(光学部品の精密加工技術)の専門家」。職務内容は「新型のAR/VRデバイス向け光学部品の早期プロトタイプを制作する」ことだとしている。グーグルはこれまでもDaydream製品向けに独自のレンズの開発を手がけてきた。求人情報からは、同社がレンズ部品に関する研究開発を強化すると推測される。

 また、9月上旬に掲載された求人情報の中では、社内の「新しい(光学)設計に重点を置き、世界レベルの光学・機械設計者と緊密に連携する研究開発センター」にも言及している。表立った動きはないものの、着々と準備が進んでいると考えられる。

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