iPhone Xからの買い換えはパスするつもりが
Neural Engineの進化が気になって、結局購入
皆様、新型iPhone買いましたか? 筆者は昨年iPhone Xを購入しており、今年のiPhone XS/iPhone XS Maxはなにか新しいことができるようになった新モデルには見えなかったので、2018年は初めてiPhoneを買わないイヤーにしようかなと考えていたのですが、新SoCに含まれる「Neural Engine」が大幅に強化され、特に写真、動画画質などが目覚ましい進化を遂げているとのことなので、それ目当てに結局今年も購入しちゃいました。
購入したのはXS Maxの256GBモデルです。これまでずっと最大容量モデルを購入してきたのですが、さすがに税抜16万4800円、税込17万7984円の512GBモデルはいくらなんでも高すぎるかなーと。それに購入前のストレージの使用状況を確認したら、256GBのうち半分ぐらいしか使っていなかったんですね。
というわけで、比較的、そこはかとなく、ある意味において、リーズナブルな256GBモデルを購入した次第です。それでも税込み15万3144円なのですから、懐はキリキリと刺すように痛んでいます。元を取れるようにじゃんじゃん仕事くださいね、アスキー様。
第一印象は「でけええ」
でも表示領域が広いのが一番の魅力
さて到着したiPhone XS Maxをパッケージから取り出して、初めて手に持ったときの第一印象は、ありきたりで恐縮ですが「でけええ(いい意味で)」でした。ヘカトンケイルの生き残りであるワタシは片手でなんとかフリック入力できますが、少し小柄な方には片手操作はかなり緊張感が強いられるのではないでしょうか。「バンカーリング」などを一緒に購入したほうがよいでしょう。
あとワタシはAmazonでケースを別途購入していましたが、ちょっと失敗しました。と言うのも側面TPU、背面ポリカーボネートのハイブリットケースを購入したのですが、角がほぼ直角なので指に当たり、ケースを装着していると大きく感じられるんです。iPhone XS Maxには側面に丸みのあるケースを買ったほうが「吉」かなーと思います。ケースはやはり実際に付けて試して買うべき。この原稿を書き終わったら、すぐヨドバシカメラに買いに行きます。
数時間いじくり回して、あー買ってよかったかも(まだ結論は出していません)とポジティブに思ったのは表示領域の広さ。横持ちしたときに、ブラウザーでは記事タイルが横に並んだり(対応サイトのみ)、メーラーでは(iPadのように)ナビゲーションペインが表示されるんです。これらのUIはiPhone史上最大ディスプレーを搭載するXS Maxならではです。
ただし、なにゆえAndroidにすでに搭載されており、iPadでも利用可能なマルチウィンドウ機能がiPhone XS Maxで利用できないのでしょうか? せっかくの大画面を有効活用できる便利機能なので、多少実装が雑になったとしても、そして「ベータ版」的な位置づけでも構わないので、一刻も早い実装を望みます。カーナビアプリとミュージックアプリを同時に動かしたいのですよ。
iPhone XS Maxでマックスに恩恵を受けられるのはやはりゲーム。バトルロイヤル系シューティング「PUBG mobile」では、大画面を活かしてより遠くの敵を、より早く見つけ、より迅速にキルできます。画面が大きいぶん操作もしやすく、最大50%高速化したA12 BionicのGPU性能により画面描画は現在最高峰の滑らかさです。
最後はちょっと脱線気味ですが、手持ちのiPhoneのなかで最も古いiPhone SEとiPhone XS Maxのパフォーマンスを比較してみました。使ったベンチマークソフトは「AnTuTu Benchmark」。結果はSEのトータルスコアが157137、XS Maxのトータルスコアが363523でした。正直単体で使っているとSEもそんなに遅くは感じないのですが、ベンチマークスコアで比較するとかなり違いますねー。
とは言え、Suicaが使えない時点で、もはやワタシはiPhone SEをメイン機に使う気はないのですが、コンパクト&低価格なiPhone SE後継機もぜひ発売してほしいです!
まだiPhone XS Maxが到着してから数時間しか経っていないので、確信を持ってお伝えできる感想は正直「おっきいよー!」ぐらいなのですが、新色ゴールドの満足感は非常に高く、また「A12 Bionic」の素性を確かめる検証作業にもいまからワクワクが止まりません。Neural Engineを活用したカメラ画質の向上については、またあらためてお伝えいたしますね!
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