21日発売予定のiPhone XS/iPhone XS Max。7nmプロセスで製造されるCPU「A12 Bionic」による、非常に高い性能も大きな売りだ。
7nmプロセスのCPU搭載はスマートフォンで1番手
A12 Bionicにおける最大の進化点はニューラルエンジンと機械学習の組み合わせによる画像処理などで、ユーザーによる計測は困難ではあるのだが、ベース部分の性能がどのくらい向上しているか、早速ベンチマークアプリでテストした。
テストは3回行ない、最高値を記録。ちなみに比較に用いているのは「iPhone X」(A11 Bionic)と「iPhone 7 Plus」(A10 Fusion)の2機種。ともにiOS 12にアップデートしてテストしたが、iOS 11でのテスト値とは誤差の範囲内だった。
まずはGeekBench 4から。CPUの数字はシングルでは向上しているが、マルチでは差は小さくなっている。それに対して、大きく数字を伸ばしたのが、GPUを測定する「Compute」。iPhone 7 PlusとiPhone X以上の差となっている。
Geekbench 4 | |||
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CPU Single | CPU Multi | Compute | |
iPhone XS Max | 4796 | 11425 | 21660 |
iPhone X | 4258 | 10535 | 15015 |
iPhone 7 Plus | 3578 | 6076 | 13882 |
Antutuでも同様の傾向。ついに数字は30万点台に達している。
Antutu 7 | |||
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iPhone XS Max | 334677 | ||
iPhone X | 259707 | ||
iPhone 7 Plus | 196820 |
ニューラルエンジン以外の部分でも、確実に性能が強化されていることがわかったiPhone X Max。3D性能を超ヘビーに駆使するスマホゲームをプレイするユーザーにとっては、やはり注目せざるをえない端末と言えそうだ。
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