週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ナベコイチオシメニューは「北京ダック」

バーミヤンの100円酒がコスパ良すぎてハマる! 中華料理ファミレス飲みを満喫した

2018年08月24日 19時00分更新

今回行ってきたのは「バーミヤン」! 餃子ビールは定番ですよね。

 アスキーの酒好きグルメ担当ナベコです。最近はファミレスも「ちょい飲み」メニューが増え、居酒屋のような感覚で利用する人が増えています。そこで、この連載では全国各地に展開しているお酒を飲めるファミリーレストランをご紹介します。

 お酒や料理のレポートはもちろん、一般的な食レポ記事とは異なり飲んでいて居心地がいいか、他のお客さんはどういう人がいるのか、といった全体の雰囲気や細かい設備などもチェックします。お箸は割り箸か、おしぼりは使い捨てのペーパータオルか、などなど。友人グループで利用するときにぜひ役立ててください。

※あくまで記者が取材した店舗を基にした情報です。同じチェーン店でも店舗によって環境が異なる場合もあります。また取材時のメニューの提供が終了している可能性もあります。予めご了承くださいませ。

 今回は「バーミヤン」。中華に特化したファミレスは数少ないので普及した当初は新鮮でした。全国300店舗ちょっとなのでまだ進出していない地域があるもののファンは多いです。

店舗情報
「バーミヤン」
ジャンル:中華レストラン
https://www.skylark.co.jp/bamiyan/index.html

生ビールがおいしい!
飲むためにあるようなファミレス

 平日の20時30分ごろ、都内の「バーミヤン」に行ってきました。バーミヤンは繁華街や駅前の立地には少ないため(決してないわけではないけど)、仕事が終わってから行くには少し時間がかかってしまいましたが、喉が渇いてその分今夜もべろべろできそう。

 ラッキーなことに店内の混み具合は7割程度で待たずに入店することができました。店頭では禁煙か喫煙か聞いてもらえました。

 席に案内してもらって、とりあえず「生」で!

「キリン一番搾り生ビール」(450円)

 バーミヤンの生ビールはキリン一番搾り。価格は450円です。ジョッキに並々と注いがれていて気持ちが湧き立ちます。

泡をチェック!

 この連載ではビールの泡と液体の比率を測っていて、今回の計測の結果は液体10.5cmに対して泡3.5cm。理想の液体と泡の比率が7:3だと聞いたことがあるので、もう少し泡があってもいいのかも? でも、見た目は泡がこんもりして申し分なかったです。

 ぷっはー! キンキンに冷えたビールは最高。五臓六腑に染み渡ります。

安く飲みたいならハッピーアワーがねらい目。

 ちなみに今回は仕事が終わってから来たため通常価格ですが、バーミヤンで安く飲みたいなら平日14時から18時までの「ハッピーアワー」がオトク。ハッピーアワー限定で生ビール、レモンサワー、ハイボールが200円で飲めます。生ビールは通常価格450円なので半額以下。レモンサワー、ハイボールも通常価格349円なので、かなり安くなります。平日少し早めに飲みに行ける人はハッピーアワーがオススメ。

 店内の雰囲気もお伝えいたしますね。ファミレスなので照明は明るく、座席はテーブル席のみでオープンな雰囲気です。もちろん分煙されていますよ。家族連れだけではなく大人だけのグループも少なくなかったですし、ひとりで利用しているお客さんもいました。ひとり飲みにも向いているかもしれませんね。

呼び出しボタンが席に置かれています。

 オーダーの方法はテーブルにある呼び出しボタンで店員さんに来てもらって口頭にて。居酒屋にありがちなオーダー専用端末ってファミレスには意外とありませんよね。

小皿が席に何枚か用意されていました。おつまみの取り分けに便利。

 お箸は木製タイプが席の箸置きにあらかじめ用意されていました。おしぼりは使い捨てタイプのペーパータオル。また、バーミヤンは座席にあらかじめ取り分けに使える小皿が何枚も用意されていました。同じ系列のガストだと取り皿はなかったですが、中華料理は取り分ける料理が多いのでしょう。もちろん中華料理なのでレンゲもありました。

 なお、お水はドリンクバーコーナーからセルフサービスでもってくる仕組み。最近のファミレスはお冷セルフというのが主流ですね。

ワインも紹興酒も100円
バーミヤンハイボールがおいしい

ヒパヒパ~(ハワイのカンパイ)。

 バーミヤンにはどんなお酒があるでしょうか! 気になったものを端から注文しました。お酒さんニーハオ。

「赤ワイン(グラス)」「白ワイン(グラス)」(100円)

 目についたのは100円という手ごろなグラスワイン。赤ワインも白ワインも、キンキンに冷えていました。柄が長いワイングラスではなく、コップに注がれるのがファミレスならではのご愛嬌。

けっこう甘め。それなのに後味がすっきりしていて、おいしい!

 安いので味は微妙なのかもと想像してしまいましたが(失礼)、意外にも悪くない。それどころか、かなりおいしくて私好み。赤ワインはチェリーのような甘みと適度な渋みがあり、ほどよく余韻が残ります。

 白ワインはマスカットのようにフルーティーで後味のキレが良かったです。いずれも糖度が高めですが、甘さがもたれないため、100円という低価格にしては優秀。というかコスパ良すぎる……!

 バーミヤンの100円ワイン、なにげに良いです!

「紹興酒」(100円)

 紹興酒もグラスで100円。紹興酒に関しては、なるほど、こんな味なのねという感想。お米のような甘さと独特なクセ。悪いというわけではなくて、あまり紹興酒を飲む機会が少ないため、紹興酒の味をどう書けばいいものか。クセがあるとは書きましたが、後味はべたべたしないので紹興酒の中では飲みやすいのかもしれません。

 100円という安さなのでふだん紹興酒を飲まない人もお試しで飲むにはちょうどいいでしょう。

「バーミヤンハイボール」(349円)

 意外なところでいうと「バーミヤンハイボール」というお酒がありました。紹興酒を炭酸で割ったもの。興味本位で飲んだところ、すっきりしていておいしいかったです! 紹興酒のクセが炭酸で割ったことにより薄まって飲みやすさがアップ。かつ独特の風味も楽しめて中華料理に合います。初めて飲みましたが、酒感と爽やかさがあって私としてはポイント高いです。

 他にも、レモンサワーや梅酒など定番のお酒がありました。

「生搾りレモンサワー」(349円)

「梅酒(ロック)」(349円)

「ウーロン杯」(349円)

 生搾りレモンサワーは、ハーフカットのレモンが別添えで、自分で搾るタイプ

 梅酒は甘いのに後味のキレがよくておいしかったです。ワインもそうでしたが、味がくっきりしているのにクドクなくて飲みやすいお酒が多いです。

 ウーロンハイもありましたよ。脂っこい食事はウーロン杯で口の中をさっぱりと流せます!

2品500円の小皿メニューが便利
焼餃子は皮がもちもちでおいし~

 おつまみで便利なのは「おつまみ小皿メニュー」。2品で500円という手軽な価格で注文できます。ただし2品同時にオーダーしないと通常価格の1品299円ですので注意。安いのであれこれ頼んでしまいました。

「揚げワンタン」(299円 ※2品で500円)

 ワンタンをパリッと揚げたアイデア(?)メニュー。塩が添えられています。皮の食感よくてスナックのような感覚です。ビールが進みますね。

「ネギザーサイ」(299円 ※2品で500円)

 食感が良いザーサイにネギが加わり中華ならではのおつまみ。ネギの辛さがポイントです。さりげないけれど他のファミレスにはない味で、バーミヤンに来たら頼みたくなります。

「おつまみ3種盛り」(299円 ※2品で500円)

 煮玉子、チャーシュー、メンマがのった簡単おつまみ。煮玉子がシミシミでおいしいです。チャーシューが1切れなので、グループで注文すると取り合いになる可能性も。

「ネギ塩冷やしトマト」(299円 ※2品で500円)

 冷やしトマトにカットネギ。タレは味噌系のコクもありました。ふつうの冷やしトマトとだと思って頼むと、ちょっと雰囲気が違うので意外性を楽しめます。

「おつまみバンバンジー」(299円 ※2品で500円)

 野菜の上にあっさり鶏肉と甘めの胡麻ソース。野菜が多くてサラダ感覚で食べられるのがヘルシーです。はずさないおつまみ。

「枝豆」(299円 ※2品で500円)

 定番の枝豆ももちろんありますよ!

 たくさん頼みましたが、2皿で500円なので6皿頼んでも1500円でした。お酒を飲んでいるといろいろなメニューをちょっとずつ味わいたくなるじゃないですか。そんな時にぴったり。

「本格焼餃子(6個)」(239円)

 忘れちゃいけないのが焼き餃子。

 バーミヤンといえば餃子です。皮が厚くてもちもちしていて、なにげ本格的。焼き上がりもきれいな焦げ色がついていて香ばしいです。クチに入れると、お肉や野菜の汁がじゅわっと出てきます。おいしい! 比較的あっさりめの味付けなので酢醤油と相性がよく、いくつ食べても飽きがきません。私は酢だけかけて食べるのが好き!

「サクサクしっとり塩麹のおろしポン酢からあげ(4個)」(349円)

 からあげのバリエーションも豊富でした。こちらは塩麹のおろしポン酢からあげ。しっとりやわらかい唐揚げを別添えのおろしポン酢でいただきます。手軽な価格なので、気軽に頼めるのがポイント。他にもからあげメニューはいくつかあって、からあげ好きは複数種頼んでみると良いのかも。

おろしダレは別添えでした。

「北京ダック」に感激した!

 私がオススメしたいのは北京ダック。

「北京ダック」(699円)

 北京料理の代表である北京ダックは、本格的な中華料理屋さんだとなかかなか高級。ですので、私は北京ダックってなかなか食べないのですが、バーミヤンのなら気軽に頼めます。

パオピン(クレープ皮)で包んで食べます。パオピンだけのおかわりもできるという。

 飴色に焼き上げたお肉。それをパオピン(クレープ皮)に包んで、テンメンジャンでいただきます。甘めなテンメンジャンとお肉のうまみ、シャキシャキした野菜が良いハーモニー。北京ダックは食感があって香ばしくたまりません! パオピンが「バーミヤンの幸せ」を優しく包んでくれます。おいし~!

アヒル肉に甘めのテンメンジャンが絡んでおいし~!

 お肉が5切れ、パオピンが5枚なので、ひとつずつ惜しみながら食べました。ああ、もっと食べたいな。なお、パオピンだけのおかわりは199円。北京ダックだけではなく、サラダなどを包んで食べるというもアリなようです。

中華が安い(ただしあくまで中華風)
100円酒がガブガブ飲めてお手軽

 バーミヤンはどの料理もおいしい。というのも日本人の舌に合うからだと思います。ちょっと中華風。というのも、「ちょっと」というところがポイントで、香辛料が強いというわけではなく、中華テイストではあるものの幅広い年代が楽しめる味付けに仕上がっています。ちょっと濃いめの味付けですかね。お酒に合わせるならどのメニューを頼んでも間違いないので、秀逸。

 さらに、100円ワインや100円紹興酒が言うまでもなくコスパ良いです。100円ってことは5杯飲んでも500円、10杯飲んでも1000円。安くべろべろするならうってつけですよ。ひとり飲みにも最適です。

 お手洗いは男女分かれていました。女性は中に個室が2つありましたが、洗面所がやや小さめに感じました。とはいえ、お手洗いは個室が複数で清潔感も高いというのはファミレスならではの安心感です。

 お会計は2人で好きなだけ飲み食いして税込額6569円でした。ひとり3300円くらい。料理を9品、お酒を11杯と好きなだけ飲み食いしていてこの価格なので、同じように居酒屋で飲むよりかなり安く上がったと思います。


■「バーミヤン」で好きなメニューを教えてください

 みなさんは「バーミヤン」に行くとなにを頼みますか? ナベコTwitter(@wagomunabe)に教えてください。Facebookもやっています!


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事