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GPS/心拍計内蔵で手持ちの時計をスマートウォッチ化「wena wrist active」:Xperia周辺機器

2018年08月26日 10時00分更新

 パッと見はふつうの時計に見えますが、バンド部分がスマートフォンと連動して電話やメールの着信、SNSの更新をお知らせする“通知機能”や、歩数や消費カロリーなど活動量のログがとれる“ログ機能”、電子マネー/おサイフケータイの3つの機能を備えるガジェットが「wena wrist」です。

 Xperiaと連携させると便利なwena wristに、GPSと光学式心拍センサーを内蔵し、移動した経路や平均速度、心拍数などを計測可能。よりアクティブに使える機能を備えたのが「wena wrist active」が登場しました。

 今回は、今までとは異なるもうひとつの特徴として、時計そのもののヘッド部がなくてもバンド部だけでも使えるという、この変わり種スマートウォッチをご紹介いたします。

 wena wrist activeのバンド部はシリコン製で、まず手に入れたら自分の手首にあった長さには思い切ってザックリとカットして使います。短く切りすぎてしまうと元に戻せないので少し大きめサイズにしてカットしつつ、実際に腕に付けながら調整します。万が一の事態に備えて、予備のエラストマーバンドも単体で入手できます。

 3気圧防水で、ランニングして汗をかいたり手を洗ったりした際の水滴や、雨に濡れてもOKな生活防水性能を備えています。

 バッテリーの充電は、専用の充電コネクターをバックル部分にはめ込むだけ。有機ELディスプレーにバッテリーアイコンと充電率が%表示されるので、充電状態も認識しやすくなっています。

 Xperiaとの連携はBluetoothでペアリングし、専用の「wena wrist」アプリをインストールすればOK。wena wrist activeに内蔵されたセンサーから計測されたログは、Bluetooth接続したXperiaの「wena wrist」アプリにデータ転送され、詳細な情報を知ることができます。

 アプリからは各種設定のほか、Edy残高やバッテリー残量、その日の歩数/消費カロリー/睡眠時間を視覚的にチェックできます。Steps(歩数)、Edy残高、Notification(通知)、Sleep(睡眠時間、Exercise(運動)、HeartRate(心拍数)といった項目はグラフ表示され、個々のグラフをタップすると、個別に1日/1週間/1ヵ月/1年単位で歩数計やカロリー、歩いた距離などを確認可能。通知の履歴も時間軸で確認できます。

 wena wristを利用する際に、ひとつだけ注意点があります。wena wrist activeはFeliCaを内蔵しており、コンビニなどで買い物をする際にバンド部をFeliCaリーダーにかざすだけで決済できるのですが、その設定にはひと手間かかります。

 この機能を利用するには、フェリカネットワークスが提供する「おサイフリンク アプリ」を使う必要がありますが、そのアプリがiOS版しか提供されていません。そのため、初期設定にiOS端末が必要なのです。初期設定さえクリアしてしまえば、Android版「楽天Edy」アプリを利用して、Xperiaから楽天Edyの残高チェックやチャージができるようになります。

 wena wrist activeのバンド部にある有機ELディスプレーでは、スマホへの電話やメール着信、SNS更新など、メッセージの送り手やタイトル、内容の一部を確認できます。また、バッテリー残量や歩数、Bluetoothの接続状況などもひと目でわかります。初代のwena wristでは光と振動のみでしか通知できなかったことを考えると、テキストで視認できるのはとても便利です。

 ログ機能としては、加速度センサーから歩数や消費カロリーを、ランニング中にスマートフォンを携帯しなくても、GPSと心拍センサーから移動した経路や平均速度、心拍数などを計測できます。

 注意すべきは、GPSと心拍センサーを使う「アクティブモード」にするとバッテリー消費が増えることです。なお、心拍センサーはアクティブモード時のみ利用する(バッテリーの保ちは約1週間程度)か、常時計測(バッテリーの持ちが約3日間程度)といった設定が可能です。

 心拍センサーをアクティブモードにすると、空が見える見晴らしの良い場所で、およそ2~3分でGPSの位置情報を取得できます。GPSの位置情報から移動速度を計測しつつ、心拍数を表示してウォーキングやランニングする際に便利です。

 wena wrist activeがバンド単体だけで利用できる気軽さはありますが、wena wristにはヘッド部のラインアップが充実しているので、組み合わせて使って使いたいところです。時計を身につけている際の所有欲の満たされ具合や、気分によって着せ替えできる楽しさが加わって、毎日楽しく利用できます。

 取り付ける腕時計の対応ラグ幅は22mmとなっていますが、別売りの「エンドピース」に交換することで、ラグ幅18mmと20mmの別の腕時計に取り付けることも可能です。

 Xperiaからの通知をテキストで確認できたり、活動ログを記録したり、電子マネーが使えながらにして、見た目にもおもちゃっぽさもなく、ふだん使いからフォーマルな服装でも違和感なく使えます。自分好みのヘッドを付け替えてファションを楽しむ時計の本質がいつも味わえるwena wrist activeは、ぜひ日常でXperiaと組み合わせて使いたいアイテムです。

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