週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

画期的な網膜走査型レーザーを採用するアイウェアがまもなく発売に

VRもARも圧倒的な自然感 「RETISSA Display」の実力

本製品の特徴となるVISIRIUMテクノロジー

VISIRIUMテクノロジ原理の説明図。従来のHMDのように超小型ディスプレーを見るのではなく、レーザーが直接網膜に映像を届ける

VISIRIUMテクノロジ原理の説明図。従来のHMDのように超小型ディスプレーを見るのではなく、レーザーが直接網膜に映像を届ける

 HMDはメガネ型フレームに超小型プロジェクターを内蔵している。これが本製品最大の特徴だ。この構造を技術的に可能としているのが、本製品を構成するキーである「VISIRIUMテクノロジー」だ。

 仕組みとしては、本体がレーザービームに色や輝度などの情報を載せ、高速で線を引くように網膜の上に描いてゆき、残像効果で視覚上に画像として認識させる。

 原理的にはブラウン管テレビなどに似ている。レーザー光は前述の通り1本。RGB各色を発するレーザーモジュールを3つワンセット揃え、各色レーザー光の配分で色を構成する。

 コントローラユニットに内蔵された3つのレーザーモジュールからの光は、HMD側に送り出され、そこ置かれた超小型ミラーによって画素単位で異なる色を順番に照射してゆくように制御される。

 そして、1本の走査線にあたる部分を描画し、これを垂直方向に積層していくことでラスタースキャンによる映像を描画していくのだ。

セッティングはケーブルをつないで電源オンするだけ

コントローラー部にあるDC端子とminiHDMI端子

 コントローラユニットの短辺左右にはそれぞれDCコネクターとminiHDMIコネクターがある。DCコネクター側には付属のACアダプターを接続し、HDMIコネクター側は表示させたい映像ソースとHDMIケーブルで接続すればいい。

本体側面のボタン類。右端にあるのが電源ボタンだ

本体側面のボタン類。右端にあるのが電源ボタンだ

 これ以外の準備は不要だ。非常にシンプルにできているあたり使うこと以外に余計な手間を最小限にできるわけで、その点は非常に好ましいと思えた。双方にケーブルを繋げばあとは本体長辺側面にある電源ボタンを押すだけで利用可能となる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう