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CPUもGPUも水冷クーラーで強力に冷やす!

簡易水冷&6つのファンで強力冷却!GTX 1080 Ti搭載でFF15も超快適なゲーミングPC

2018年09月12日 11時00分更新

各種ベンチマークソフトで実力をチェック
Core i7-8700KとGeForce GTX 1080 Tiの強力タッグでゲームベンチも高スコア!

 CPUは「Core i7-8700K」、GPUが「GeForce GTX 1080 Ti」ということもあって、基本的にどんな用途にも使える高性能PCとなっている。軽くおさらいしておくと、Core i7-8700Kは倍率ロックのないモデルで、限定数となる記念モデルのCore i7-8086KとCore Xシリーズを除く通常のラインナップでは、Core i7最高クラスとなるCPUだ。ハイエンドゲーミングPC用のCPUとしてはもちろん、オーバークロックを楽しむCPUとしても定番となっている。

 GPUのGeForce GTX 1080 Tiは登場こそ1年半ほど前だが、今でもハイエンドクラスのGPUとして人気の高いモデル。こちらもハイエンドゲーミングPCの定番で、Core i7-8700Kと組み合わせることで、ほとんどのゲームをフルHD・高画質で快適に楽しめる性能がある。とくにFPSではフレームレートの高さが重要だが、常時144fps以上が出せるゲーミングPCを手に入れようとすれば、この組み合わせになるといっても過言ではないほどの強力タッグだ。

「HWiNFO」でチェックしたCPUとGPUの情報。6コア12スレッドのCore i7-8700KとGeForce GTX 1080 Tiの組み合わせは、ハイエンドゲーミングPC定番だ

PC性能の基本となるCPU性能をCGレンダリング性能でチェック

 まずはCPU性能から見てみよう。使用したベンチマークソフトは「CINEBENCH R15」と「V-Ray Benchmark」の2つ。どちらもCGレンダリングをベースにしたベンチマークソフトだ。CINEBENCH R15では独自スコアとなる「cb」の値で結果が表示され、この値が高ければ高いほどCPU性能が高くなるものだ。V-Ray Benchmarkの結果はレンダリングにかかった時間で表示されるため、CINEBENCH R15とは逆に、数値が小さければ小さいほどCPU性能が高いとわかる。ということで、この2つの結果を見ていこう。

すべてのコアを使ったCINEBENCH R15のスコアは「1426cb」。Core i7-8700Kとしては標準的な値となる

CPUによるV-Ray Benchmarkのレンダリングは「1分31秒」。こちらも標準的なもので、とくに遅いということはない

 どちらのベンチ結果も一般的なCore i7-8700Kを搭載したPCとしては標準的で、とくにおかしな値ということはない。水冷クーラーがCPUとGPUで共通ということもあって多少の不安はあったものの、性能に影響するほど高温になることはなく、しっかりと冷却されているようだ。

ゲーミング性能を3つのベンチマークソフトでチェック

 続いては気になるゲーミング性能だ。まずは定番となる「3DMark」から。これは実際のゲームとは異なり3D性能を測るベンチマークソフトで、どのくらいのグラフィック性能があるのかを比べるのに使われることが多い。物理演算などにCPUが使われるので、GPUだけでなくCPUの性能も重要となる。最も定番となる「Fire Strike」の結果を見てみよう。

20000を超える高スコアで、グラフィックスの2つのテストのどちらも100fpsを超えるという優秀な成績だ

 スコアは22544と非常に高く、ゲーミングPCとしてかなり優秀。Core i7-8700Kは6コアだが、さらにコア数の多いCPUでは動作クロックが低くなってしまうこともあって、ここまでのスコアはなかなか出せないだけに、現状ゲームで遊ぶなら最高クラスのPCといえる。

 続いては、重たいゲームベンチの定番となる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION Benchmark」(FF15ベンチ)。FF15と同じデータを使ったベンチマークソフトで、ゲームベンチとしてはかなり重たいものとなる。このクラスのベンチが快適に動作すれば、ほとんどのゲームは快適にプレーできる。設定は、解像度「1920×1080」ドット、「フルスクリーン」とし、画質は「標準品質」と「高品質」の2通りテストした。

スコアは「14352」で評価が「非常に快適」。フルHD解像度でも、標準品質であれは余裕をもって遊べることがわかる

高品質設定にしてみたが、スコアは「10905」と高い。評価も「とても快適」となっており、シーンによって遅くなるといった心配はなさそうだ

 FF15ベンチの結果はスコアだけでなく、評価が出るのでわかりやすい。最高評価はスコア12000以上の「非常に快適」。「NEXTGEAR i680PA2-DL」の標準品質でのスコアは「14352」で、この12000を余裕でクリアしていることからもわかる通り、重たいゲームも難なくプレーできる実力がある。さらに高画質設定でもスコアは「10905」と高く、評価は「とても快適」という上から2番目のものとなった。これだけ高性能なら重たいシーンでもガクガクとした表示になる心配がなく、快適に遊べるだろう。

 高性能なゲーミングPCということで、「VRMark」を使ってVR性能もチェックしてみよう。VRが快適に表示できるフレームレート109fpsを基準にスコアを表示してくれるもので、解像度が2264×1348ドットの「Orange Room」、5012×2880ドットの高負荷テスト「Bluet Room」などが用意されている。今回は標準となる「Orange Room」で性能をチェックしてみた。

ゲーミング性能が高いことから予想できた通りの結果で、スコアは「10690」。平均フレームレートも233.03fpsと非常に高いものになった

 結果のスコアは「10690」で、VRが楽しめる目安となる5000を大きく上回る結果となった。実際の平均フレームレートを見ても233.03fpsと非常に高く、これなら画面のカクツキによる3D酔いに悩まされることなくプレーできる。

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