前回記事に引き続き、「Xperia XZ2 Premium」の4K液晶を保護シートで守りつつ、いかに端末をキズ付けることなく使うかに迫りたいと思います。
もちろん、メーカーがデザインしたスマホのテイストを堪能するならケースなしがベストだということはわかりますが、一瞬の気の緩みからキズが付いてしまいテンションがダダ落ちという事態を何度も経験してしまうと、やはり外観を守りたくなります。
新しいスマホを箱から出した瞬間から守りたい衝動に駆られるタチの筆者は、気になったケースをいくつも買ってしまう習性があります。今回も、TPUケースやハードケース、ソニーの純正ケースなどを買ってみました。それぞれ一長一短ありますが、大抵の場合は、やはり常時使用するケースは純正ということに落ち着いています。
Xperia XZ2 Premiumのソニー純正ケースとして登場したのは、今までのXperiaシリーズと同様に、シンプルなフリップタイプの「Style Cover Stand」と、前面がフルスクリーンウインドーになった「Style Cover Touch」の2種類。
「Xperia XZ2」ではStyle Cover Touchをチョイスしたので、今回はStyle Cover Stand(SCSH30)を使ってみることにしました。カラーリングはブラック/グレーの2色で、本体カラーと同系色で合わせることができます。
Style Cover Standのサイズは約84.7×159.6×17.5mm。そもそも大きなXperia XZ2 Premiumの背面のみならず、液晶面を含めた全体を覆うケースだけに、スマホの巨大化に拍車をかけます。ケース自体の重量も69gなので、本体(236g)と合わせると305g。なんと、300gオーバーです。少しでも巨大感や総重量を抑えたい場合は、TPUケースやハードケースのほうが向いているでしょう。
Style Cover Standの材質は、カバーの底表面やフタの表面などはポリウレタン素材で、ハードケースのような質感をもちつつ手に持ってみるとしっかりしたグリップ感があります。
Xperia XZ2 Premiumは大きいこととは別に、ボディーがガラス素材ということもありツルツルです。気を抜くと落としてしまいそうになったり、机のような平坦な場所に置いても滑ってしまうほど。なんとも気を使う仕上げなので、ケースに入れることでそうした心配事がなくなります。
装着方法はとてもシンプルで、Xperia本体をポリカーボネートのケースにはめ込むだけ。フリップを開きながら使っていても不意に外れてしまうこともなく、スマホをケースに装着したままで、本体右側にあるボリュームキー/電源キー/カメラキーや、下側にあるUSB Type-Cにアクセスできます。
ただし、上面や下面、右サイドはそのままボディーが露出しており、保護されているとは言いつつも、運悪くこの部分をキズ付けてしまう可能性もゼロではないので注意しましょう。
このカバー特有のギミックとして、カバーの開閉を検出してXperia XZ2 Premiumの画面オンオフが連動できます。カバーを開くと画面オンになり、時計や通知をチェック可能。閉じれば自動で画面オフといった使い方ができます。さすがにカバーを開いただけではロックは解除されず、指紋認証から開くというアクションは必要です。
背面側にはデュアルカメラと指紋認証センサーの穴が大きく開いており、カメラや指紋認証もそのまま使えます。背面のNFCマークも見えるので、おサイフケータイでの支払いやNFCでの連携も困ることはなさそうです。
カバーの上部分にはスピーカー位置に合わせて穴が開いているので、フタを閉じたままでも通話が可能。指で触ることが多いディスプレーに顔をくっつけるには抵抗があったり、カバーを開けたまま通話するのはさすがに見栄えが悪いので、閉じたまま通話できるのは必須と言えるでしょう。
オマケとしてスタンド機能もあり、ケース背面のホルダー部のフックを取り外すことで、Xperiaを横向きで立てかけることができます。また、立てかける角度も微調整できるので、動画試聴にもお役立ちです。
ケース自体にはIPX5/8相当の防水性能があり、キッチンや水回り、雨の日などに本体ごと濡れても気にせずにそのまま使えます。本体がせっかくの防水防塵仕様ということで、ケースも対応しているのは重要です。とは言いつつ、あくまでも濡れてもOKというだけですので、乾かしてから使いましょう。
Xperia XZ2 Premiumにカバーを装着すると最大17.5mmという厚みになるため、立てかけて充電できる専用の卓上ホルダー(SO27)が使えるのか疑問でしたが、同梱のアタッチメント(60B)を利用すればきちんと使えました。
また、Qi規格のワイヤレス充電が可能なワイヤレスチャージングドック「WCH20C」も、カバーを装着したままでバッチリ充電できていました。このあたりの連携はよくできています。
スマートフォンタイプでは最大級の大きさとなるXperia XZ2 Premiumに「さらにケースを付けるのはどうなのか」という不安もありましたが、さすが純正と言うべきか、カバーを閉じた際収まり感を含めて、非常にに使い勝手が良いおすすめケースです。
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