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サムスン電子、「Galaxy Watch」とAIスピーカー「Galaxy Home」を発表

2018年08月10日 16時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

Galaxy Note9と同時に発表されたGalaxy Watch

 サムスン電子は8月9日にニューヨークで行なわれたGalaxy Note9の発表会に合わせ、新しいスマートウォッチ「Galaxy Watch」3モデルと、BixbyをAIエンジンに持つホームスピーカー「Galaxy Home」を発表しました。

2サイズ3モデルのGalaxy Watch

 Galaxy Watchは従来から販売している「Gear」シリーズのアップグレードモデルです。円形のベゼルを採用し、Tizen OSで動き、AndroidとiOSに対応するなど従来モデルと基本機能は変わりません。モデルは2サイズ3モデルを用意。46ミリモデルがシルバー、42モデルがローズゴールドとミッドナイトブラックの2色となります。市販の腕時計のベルトとの交換も可能です。LTE内蔵モデルもあり、世界15か国以上、30ヵ国以上のキャリアがGalaxy Watch内蔵のeSIMに対応するとのことです。

LTE内蔵モデルは世界30以上のキャリアで利用できる

 CPUはウェアラブルデバイス用のものを搭載し、1日以上の連続利用が可能、ブース説明員によると4日程度使えるとのこと。文字盤はプリセットの数が増え、個人の好みに応じたカスタマイズ性が高まっています。

多種類の文字盤がプリインストールされている

 Galaxy Watchの新機能といえる1つがスケジュール機能の統合です。「MyDay」という文字盤を選ぶと、予定のある時間の部分が塗りつぶされ、その日の予定の様子が一目でわかります。また直近の予定はその時間の位置に文字で表示されます。

その日の予定をビジュアル的にわかりやすく表示できる「MyDay」文字盤

 また心拍数などからストレスレベルを計測する機能も搭載されました。睡眠状態の監視も可能で、Galaxy Watchをはめているだけで自分の健康状態を常に把握することができるとのこと。

ストレス状態を表示することもできる

 アプリケーションの利用などは従来のGearシリーズと同様です。ベゼル部分をくるくる回す操作でアプリを選び、画面タッチで起動できます。基本的な使い勝手はGearシリーズの定評あるUIをそのまま採用しています。

Tizen OSで動くアプリも追加できる

 本体右には選択と戻るキーを備えているのも従来同様です。耐久性はアメリカの軍レベルのMILスペックに対応し、水泳時にはめていても浸水しない防水性を備えます。

全モデルMILスペックに対応し、水泳でも使える

 Galaxy Watchは無線充電にも対応します。Galaxy Note9と同時に充電できる、「Wireless Charger Duo」も発売になります。左にGalaxy Note9または無線充電に対応するGalaxyシリーズ、右側にGalaxy Watchを置いて同時にワイヤレス充電が可能です。

Galaxy Note9とGalaxy Watchを同時充電できる

2台を一ヵ所で充電できるので便利

 さてもう1つのハードウェアの新製品として紹介されたのがAIスピーカー「Galaxy Home」です。本体に8個のスピーカーを備えた高性能・高音質なスピーカーで、3本の足で直立するインテリア性も考えた形状です。

合わせて発表されたGalaxy Home

 本体上部には音楽再生用のボタンを備えますが、音声コントロールに対応するため触れずに操作することが可能です。また、Galaxyシリーズ搭載の音声AI「Bixby」にも対応。さらにはSmartThingsを採用するサムスンのスマート家電のコントロールも可能とのこと。

本体上部に操作キーを備えるが、音声コントロールが可能

 スマートフォンでの音声操作を家庭でも簡単にできるほか、高音質なスピーカーとしても利用できます。今回、Spotifyとの提携が発表され、外出中はスマートフォン、帰宅後はGalaxy Homeでそのまま同じ音楽・プレイリストを使えるようになることも発表されました。各社が製品を次々に投入するAIスピーカーに、スマートフォンメーカー1位のサムスン電子がいよいよ本格参入を果たした格好となります。なお発売時期や価格は現時点では未定とのことです。

スマートフォンの音声操作体験を家庭でも利用できる

Spotifyとの提携も発表された

山根康宏さんのオフィシャルサイト

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