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ニューロスペースと三菱地所が共同で実施

働き方改革を「仮眠」で実現する実証実験結果報告

2018年08月10日 16時10分更新

 SleepTech(スリープテック)事業を展開するニューロスペースは8月8日、三菱地所と共同で実施した、仮眠室活用による従業員の生産性向上効果検証実験の結果を発表した。実施期間は5月28日から6月22日までのおよそ1ヵ月間で、被検者は三菱地所従業員12名。

 仮眠を取得した期間の午後では仮眠を取得しなかった期間の午後と比較して、客観的な計測データおよび主観的なアンケート結果の両面において「高い集中力」が見られる結果となった。

 また日中の眠気においても、仮眠を取得した期間では仮眠を取得しなかった期間に比較して「眠気が低減される」効果が確認された。実験に参加した従業員へのアンケート結果からは、「仮眠を継続したい」意向が80%超と、仮眠効果の実感と継続の意向が強かった。

「日中の眠気や集中の実態」業務中に眠気や集中力の低下を90%以上の人が実感。現状の眠気への対策方法として、「仮眠」は被検者全体の25%に留まる(実証開始時点)一方で、「仮眠」を取りたいと考えている被検者は全体の3分の2と多い

「仮眠取得による日中の眠気や集中への効果」主観的な眠気のアンケート回答において、全体の58%に仮眠による改善実感

「仮眠の効果実感と今後の意向」定性コメントでも仮眠の効果に対するポジティブな意見多数

 三菱地所 人事部長 相川雅人氏は、「従業員にはこれまで以上に仮眠を効果的に取る習慣を付けてもらうことを期待するとともに、生産性向上および健康面の観点から、自身の睡眠に対する関心を高めてもらうよう、ニューロスペース様と今後も協力して進めていきたいと考えています」とコメントしている。

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