週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

日本でも9月10日に発売

中国から一体型VRヘッドセット「Pico G2」が登場

2018年08月09日 15時30分更新

 VR/AR向けハードウェアやソフトウェア開発を手がけるPico Technologyは、一体型VRヘッドセット「Pico G2」を発表した。日本市場でも9月10日に発売を予定している。価格は税別で4万9500円。

 Pico G2は中国市場で8月1日に発売されており、およそ一ヶ月遅れで日本市場にも投入される形となる。Pico Technology曰く、「従来商品にくらべて約40パーセントの軽量化がされており、ベルトとバッテリーを除いた本体部分の重量がわずか280g」としており、その重量の軽さをウリにしている。本体には片手で操作可能なコントローラーとUSB電源アダプタが付属する。

 公式ではトラッキングについて記載されていないが、複数の海外メディアによれば3DoF(3方向の回転)のトラッキングとなるようだ。名前の「G2」は、すでに同社が開発・販売している3DoFの一体型VRヘッドセット、「Pico Goblin」の「2」という意味合いなのだろう。

 今年5月に発売された一体型VRヘッドセット「Oculus Go」と比較すると、ディスプレイ解像度の高さが目を惹く。Pico G2は1440×1600の高解像度LCDディスプレイ2枚、616ppiのLCD液晶パネルを備える。重量もOculus Goのおよそ470gに対して280gと軽量だが、これはあくまでベルトとバッテリーを除いた部分の重量なので、実際の全体重量がどうなるかはまだ分からない。

 最も気になるのはコンテンツ配信プラットフォーム。Oculus Goの対応している「Oculus Store」には1,000以上のコンテンツが配信されている。仮にPico G2が独自のコンテンツプラットフォームを採用している場合、コンテンツのラインナップがOculus Goを上回るものになるのかどうか、注目が集まるところだ。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります