週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

600以上の出展がひしめく会場は今年もDIYの楽しさが満載

愛すべき未完成品たちが集うMaker Faire、今年も子連れで楽しんだ

2018年08月14日 10時30分更新

アナログ+デジタルの作例はやはり最強!

 企業ブースも趣向をこらしているが、Maker Faireの見どころはやはり作ってみたというDIYer出展だ。ロボットや電気工作などはもちろん、音楽やアート、サイエンス、クラフトなどジャンルもさまざま。すでに参加回数も多い子どもたちはイベントの楽しみ方もわかっているようで、積極的にブースの人に話を聞いて、デモを楽しんでいる。ここで紹介したのは本当にごく一部だ。

毎年おなじみのROBOT BANDが今年もナイスな演奏を披露

ドローン製作や悪役コスなどスターウォーズ関連が集まったブースではライトセイバーも楽しめた

濡れた手でも、なでるだけでスマホをスクロールできるGIFの「スワイプエプロン」がナイス

畳の素晴らしさを世界にアピールする日本畳楽器製造は力の入った演奏を堪能

Maker Faireでは定番ネタのロボット描画だが、クオリティもどんどん上がっている

エレクトロニコス・ファンタスティコス!はバーコードの幅によって音が変わる楽器を披露

雨の日だけ抜ける「エクスカリバー傘」。RPGっぽい演出が最高だった

ロボットアームでワイヤー間を渡る「忍者ドローン」(フューチャースタンダード)はめちゃ実用的

 ネタもマンネリ化すると、新しいアイデアや技術に追い越されてしまうので、常連さんのレベルが年々上がっているのが感じられる。特に「アナログとデジタルの融合」の作例の豊富さにおいては、Maker Faireほど最強な展示会はないだろう。

 記者という立場だと、ついつい作ったものの商用化やビジネスについて気になってしまうが、そんな話はここでは野暮。「作りたいから」という初期衝動に任せて、作られた未完成品たちを触っていると、脳天気ながら日本のものづくりもまだまだ明るいのではないかと思ってしまう。クラウドとは違う形で、実現したいことを身近にしてくれるDIYワールドの進化を今年も体感できた。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう