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独自機能満載のハイエンドSIMフリー「HTC U12+」は長く使える

2018年08月11日 12時00分更新

日本向け機能が満載のハイエンド

 SIMとmicroSDのスロットは本体左側面に配置されている。どちらも同じトレーになっており、片方がnanoSIM、片方にmicroSDをセット。SIMはシングル仕様で、この価格帯のSIMフリーモデルとしてはデュアルSIMやDSDSに対応していないのは残念なポイント。

SIMスロットはトレー式で、nanoSIM&microSDを1枚ずつ装着できる

 指紋認証センサーは本体背面の中央よりやや上に配置。自然と指を当てやすい位置なので使いやすい。アンロック機能は指紋認証のほか、フェイス・アンロックにも対応しており、顔をディスプレーに見せるだけでロック解除可能。解除速度も瞬時なので実用性は高い。

指紋認証に加え、フェイス・アンロックも搭載している

 SIMフリーモデルながらおサイフケータイ機能も装備している。さらにIP68規格にも準拠しており、防水・防塵性能もあるため、水気のある場所やアウトドアでも安心。このあたりは日本人好みの仕様だ。

おサイフケータイ機能を装備しているので、Suicaなどの電子マネーも使える

 CPUはSnapdragon 845、メモリーが6GB、内蔵ストレージが128GBとなっており、ハイエンドモデルらしいスペック。各種ベンチマークでも高スコアをマークしているので、SNSやウェブサイトの閲覧など一般的な使い方だけでなく、3Dゲームなどヘビーなアプリやサービスにも活用したい。ただし、ベンチマーク測定中など負荷をかけた状態だと、やや本体の発熱を感じた。

AnTuTu Benchmark

Geekbench 4

3DMark

カメラはインもアウトもデュアルレンズ

 カメラ機能は本体背面のメインカメラだけでなく、前面のフロントカメラもデュアル仕様。フロントカメラでも被写体深度をしっかりと認識してボケのコントロールなどができるようになっている。さらに、顔とアニメーションを合成させる「ARステッカー」も自然な感じで合成できて楽しい。ちなみにフロントカメラはどちらも800万画素のセンサーでレンズも同じ。

フロントには同じサイズのカメラが2つ並んでいる

顔写真にアニメーションを合成する「ARステッカー」も利用可能

 メインカメラは1200万画素とF1.75レンズを組み合わせた広角カメラと、1600万画素・F2.6レンズを組み合わせた望遠カメラという構成。カメラアプリにワンタッチでズーム率を切り替えられるボタンが用意されている。もちろんメインカメラでも2つのカメラを使って被写体深度を認識させられるので、背景ボカシなども自然な仕上がりになっている。

※作例は原寸大で掲載しています。

メインカメラは広角と望遠の組み合わせ

ボケ具合をコントロール

風景写真は自然な仕上がり

望遠側に切り替えて撮影

発色も良く、色を作っているような印象はない

屋内での撮影ではホワイトバランスもしっかりととれている

夜景では拡大するとノイズが目立つ

 直販価格で10万2600円とスマートフォンとしてはかなり高価なモデルだが、スペックや性能、機能は価格にみあっており、一度スマートフォンを購入したら長く使いたいというユーザーにオススメしたいモデルだ。

「HTC U12+」の主なスペック
ディスプレー 6型液晶(18:9)
画面解像度 1440×2880ドット
サイズ 約73.9×156.6×8.7〜9.7mm
重量 約188g
CPU Snapdragon 845 2.6GHz+1.7GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 8.0(+HTC sense)
対応バンド LTE:1/2/3/4/5/7/8/11/12/13
/18/19/21/26/28/38/41/42
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19、4バンドGSM
CA対応 ○(5CC CA)
VoLTE
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:12メガ+16メガ
/イン:8メガ×2
バッテリー容量 3500mAh
防水/防塵 ○/○(IP68)
生体認証 ○(指紋)
SIMスロット nanoSIM
USB端子 Type-C
カラバリ トランスルーセントブルー、セラミックブラック、フレームレッド
価格(税抜) 9万5000円

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