日本向け機能が満載のハイエンド
SIMとmicroSDのスロットは本体左側面に配置されている。どちらも同じトレーになっており、片方がnanoSIM、片方にmicroSDをセット。SIMはシングル仕様で、この価格帯のSIMフリーモデルとしてはデュアルSIMやDSDSに対応していないのは残念なポイント。
指紋認証センサーは本体背面の中央よりやや上に配置。自然と指を当てやすい位置なので使いやすい。アンロック機能は指紋認証のほか、フェイス・アンロックにも対応しており、顔をディスプレーに見せるだけでロック解除可能。解除速度も瞬時なので実用性は高い。
SIMフリーモデルながらおサイフケータイ機能も装備している。さらにIP68規格にも準拠しており、防水・防塵性能もあるため、水気のある場所やアウトドアでも安心。このあたりは日本人好みの仕様だ。
CPUはSnapdragon 845、メモリーが6GB、内蔵ストレージが128GBとなっており、ハイエンドモデルらしいスペック。各種ベンチマークでも高スコアをマークしているので、SNSやウェブサイトの閲覧など一般的な使い方だけでなく、3Dゲームなどヘビーなアプリやサービスにも活用したい。ただし、ベンチマーク測定中など負荷をかけた状態だと、やや本体の発熱を感じた。
カメラはインもアウトもデュアルレンズ
カメラ機能は本体背面のメインカメラだけでなく、前面のフロントカメラもデュアル仕様。フロントカメラでも被写体深度をしっかりと認識してボケのコントロールなどができるようになっている。さらに、顔とアニメーションを合成させる「ARステッカー」も自然な感じで合成できて楽しい。ちなみにフロントカメラはどちらも800万画素のセンサーでレンズも同じ。
メインカメラは1200万画素とF1.75レンズを組み合わせた広角カメラと、1600万画素・F2.6レンズを組み合わせた望遠カメラという構成。カメラアプリにワンタッチでズーム率を切り替えられるボタンが用意されている。もちろんメインカメラでも2つのカメラを使って被写体深度を認識させられるので、背景ボカシなども自然な仕上がりになっている。
※作例は原寸大で掲載しています。
直販価格で10万2600円とスマートフォンとしてはかなり高価なモデルだが、スペックや性能、機能は価格にみあっており、一度スマートフォンを購入したら長く使いたいというユーザーにオススメしたいモデルだ。
「HTC U12+」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6型液晶(18:9) |
画面解像度 | 1440×2880ドット |
サイズ | 約73.9×156.6×8.7〜9.7mm |
重量 | 約188g |
CPU | Snapdragon 845 2.6GHz+1.7GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0(+HTC sense) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/11/12/13 /18/19/21/26/28/38/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19、4バンドGSM |
CA対応 | ○(5CC CA) |
VoLTE | ○ |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:12メガ+16メガ /イン:8メガ×2 |
バッテリー容量 | 3500mAh |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
生体認証 | ○(指紋) |
SIMスロット | nanoSIM |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | トランスルーセントブルー、セラミックブラック、フレームレッド |
価格(税抜) | 9万5000円 |
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