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ドビュッシー没後100年

麻倉推薦:美貌のピアニスト・アリス=紗良・オットなど7月も名盤が揃う

2018年08月05日 12時00分更新

『ワン・ポイント リアル・ハイレゾ 池田昭子ベスト』
池田昭子、西澤央子、大塚直哉、石田三和子、桐山建志、大西律子、深沢美奈、池田昭子クインテット、倉田優、箱崎由衣、川村幹子、豊田実加 、トリオ・サンクァンシュ、松本健司、菅原恵子

 スウェーデンのデタリック・デ・ゲアール氏製作になるオール・ハンド・メイドののマイクで、特殊銅から構成され、超低域から超高域(周波数帯域:8Hz~200kHz)までフラットに収録できる。特に高域が伸びるハイレゾ録音では「倍音収録」に有利だ。

本作ではオーボエの憂愁を帯びた、豊穣な音が聴ける。「G線上のアリア」「オンブラ・マイフ」はチェンバロ伴奏で、「ハバネラ」「アラゴネーズ」などは木管合奏の伴奏で、マルチェロ「オーボエ協奏曲」は弦楽伴奏で……と、NHK交響楽団の第2オーボエ奏者、池田昭子の豊かな音楽性と音色が楽しめる。

FLAC:192kHz/24bit、WAV:192kHz/24bit
マイスターミュージック、e-onkyo music

『テリュール 福田進一ギター・ディスカバリー・シリーズ III』
徳永真一郎

 マイスターミュージックのデタリック・デ・ゲアールマイクによる最新録音。有名なギタリスト、福田進一プロデュースになるギター界の期待の新人のデビュー盤だ。スペインとフランスのギター作品集だ。本作品のギターサウンドから、マイスターミュージックの音は、楽器の持つ独特の音色、ニュアンスを細大漏らさず録り、ナチュラルさを尊ぶ方針と聴けた。タイトルチューン、「テリュール」はスペインの現代ギター曲。抒情的な楽曲が多い中で、モダンで不協なフレーバーは異彩を放つ。

FLAC:96kHz/24bit、WAV:96kHz/24bit
FLAC:192kHz/24bit、WAV:192kHz/24bit
DSF:11.2MHz/1bit
マイスターミュージック、e-onkyo music

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