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事故の危険性を“実感”する

VRと感電装置を組み合わせた安全教育プログラム

2018年08月01日 14時35分更新

 VRコンテンツ開発を行う積木製作と、感電体感気を制作・販売する昭和電機は、VRと感電デバイスを組み合わせた「完全体験」VRコンテンツを共同開発した。

 本コンテンツはVRを使用することで安全教育を具体的に実感できる「安全体感VRトレーニング」の新シリーズである「安全体感シリーズ」としてリリース。昭和電業が提供する感電装置によるこれまでの安全教育を、VR技術との組合せによって更に効果的な体験教育として活用する。

 昭和電業の感電装置を利用することで、従来のVRヘッドセットだけでは実現できなかった「痛みを伴う感電の再現」により、事故の危険性を実感をもって学ぶことができる。HTC VIVEのコントローラーにアタッチメントを取り付けることで、ソフト側と同期、取付けた電極へ電流(1.0~3.0mA)、周波数(50/60Hz)、出力時間(0.1~1.0秒)を切替えて流せるようになっている。安全配慮はきちんとなされており、商用電流とも絶縁されているため安心だ。

 積木製作の「安全体感VRトレーニング」は、「現場の命を守る」をコンセプトとして同社が販売・展開しているVRを使った安全教育プログラム。建築現場における高所転落の危険性を学べるものや、踏切・線路の保守点検向けのトレーニングなどがすでにリリースされており、40社に及ぶ導入実績をあげているという。

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