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フォートナイトが設定次第で120fps超え!2万円以下で買えるRyzenGはコスパ最強

2018年08月08日 11時00分更新

Ryzen GシリーズとCori i5-8400で性能チェック

 それでは、Ryzen 5 2400GとRyzen 3 2200Gのゲームパフォーマンスを見ていこう。今回、比較対象にはi5-8400を用意。Ryzen Gシリーズの2製品のグラフィックスドライバーには、2018年7月末の時点で最新バージョンとなる「Radeon Software Adrenalin Edition 18.7.1」を利用した。

 このRadeon Softwareは、バージョンアップが進むごとに、さまざまなタイトルに最適化が施されているため、アップデート情報には注目しておきたいところだ。少し話が反れてしまったが、そのほかのテスト環境は以下のとおりとなる。

AMDテスト環境
CPU AMD「Ryzen 5 2400G」(3.6GHz、最大3.9GHz)
AMD「Ryzen 3 2200G」(3.5GHz、最大3.7GHz)
マザーボード GIGABYTE「AB350N-GAMING WIFI」(AMD B350)
メモリー DDR4-2933 8GB×2
SSD Samsung「SSD 850 EVO」(Serial ATA 3.0、500GB)
電源ユニット SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」(1200W、80PLUS Gold)
グラフィックスドライバー Radeon Software Adrenalin Edition 18.7.1
OS Windows 10 Pro 64bit版
インテルテスト環境
CPU Intel「Core i5-8400」(2.8GHz、最大4.0GHz)
マザーボード ASUS「ROG STRIX Z370-F GAMING」(Intel Z370)
メモリー DDR4-2666 8GB×2
SSD Samsung「SSD 850 EVO」(Serial ATA 3.0、500GB)
電源ユニット SilverStone「SST-ST1200-G Evolution」(1200W、80PLUS Gold)
グラフィックスドライバー 24.20.100.6194
OS Windows 10 Pro 64bit版

フォートナイトやFFXIVなどで快適なプレイが実現

 まずは、3D性能では定番のベンチマークである「3DMark」(Version 2.5.5029)の結果から見ていこう。

3DMark better→

 「Fire Strike」においてRyzen 5 2400Gは、i5-8400の2.5倍以上のスコアを叩き出し、格の違いを見せつけている。「Fire Strike Extreme」や「Time Spy」でも両者の差は明白で、Ryzen 5 2400Gの3D性能の高さに疑いの余地はない。

 一方のRyzen 3 2200Gは、Fire StrikeとFire Strike Extremeで17~18%、Time Spyで23%、Ryzen 5 2400Gからそれぞれスコアを落としているが、それでもi5-8400の2.2~2.3倍のスコアを発揮している点は注目に価する。

 なお、Time SpyでRyzen 5 2400GとRyzen 3 2200Gの差が若干開いたのは、Time SpyにおいてはCPU性能がスコアに与える影響がそれなりに大きいため、8スレッドに対応しているRyzen 5 2400GがRyzen 3 2200Gよりスコアを伸ばしやすかったと捉えるのが妥当だろう。

 続いて人気の高いアクションゲーム「Fortnite(フォートナイト)」の結果を見てみよう。フォートナイトでは実際にプレイして、そのリプレイデータにおいて同じシーンを1分間再生。その間の平均フレームレートと最小フレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得。2回テストを行ない、その平均をスコアとして採用している。

 なお、画面設定から品質に「中」と「低」を選択し、解像度は多くのユーザーが利用しているであろう1920×1080ドットに固定している。

フォートナイト平均フレームレート better→

フォートナイト最小フレームレート better→

 フォートナイトでもRyzen 5 2400GとRyzen 3 2200Gは、i5-8400に大差を付ける格好となった。低品質ではあるが、Ryzen 5 2400GとRyzen 3 2200Gは最小フレームレートが100fpsを越えており、かなり快適なプレイができることは間違いない。Ryzen 5 2400Gにいたっては、中品質でも平均フレームレートが60fpsに迫っている点は立派だ。

 続いて世界的にも人気の高いMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークツールである「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の結果をグラフに示す。今回は、解像度を1920×1080ドットに固定し、「最高品質」と「標準品質(デスクトップPC)」の2つのプリセットでテストを実行した。

FFXIV: 紅蓮のリベレーター総合スコア better→

FFXIV: 紅蓮のリベレーター平均フレームレート better→

 Ryzen 5 2400Gの標準品質(デスクトップPC)におけるスコアは5058と、スクウェア・エニックスが指標で「とても快適」とするスコア5000越えを実現。Ryzen 3 2200Gもスコア5000にあとわずか届いていないものの、それでも指標では「快適」となるスコア3500オーバーだ。

 Ryzen 5 2400Gは最高品質でも良好なスコアを発揮しており、このスコアは指標では「やや快適」にあたるもので、最高品質でも標準的な動作は見込めそうだ。なお、平均フレームレートは、総合スコアを踏襲したものとなっているが、Ryzen 5 2400Gは、標準品質(デスクトップPC)で、平均35fps弱を発揮している点は評価できる。

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