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歯科医が指導する磨き方を実現する「EW-DP52」

歯ぐきが喜ぶ パナソニックの新ドルツを発売前に使った

2018年08月19日 10時00分更新

歯ぐきが喜ぶ「Wガムケア」モード

 新ドルツは、W音波振動を実現する「Wクリーン」モードも含めて5種類の動作モードを搭載している。「ノーマル」モードはヨコ振動のみで、「ソフト」モードはヨコ振動の幅が狭くなる。私のように初めて使う人は、まず「ソフト」モードを試すと良いだろう。

 「Wガムケア」モードは歯ぐきをマッサージするための機能で、間欠的な振動を実現する。EW-DP51に搭載していた「ガムケア」モードよりも、歯茎の爽快感がアップしたという。実際に使ってみたが、これまたバイブレーションがすごい。人生で初めて歯ぐきが喜んでいる。

 「ステインオフ」モードはノーマルモードに近いが、表面の汚れを取るための機能だ。歯の色が気になるときに使うと効果があるという。

 「そんなにいっぱいモードがあっても面倒なだけじゃん」と思った人は安心してほしい。操作は簡単だ。ボタンを押すと動作開始。さらに押していくと、モードがどんどん変わる。最後に使用したモードを記憶して、次回もそのモードから使える機能も搭載している。数日使ったが、面倒な操作は一切必要なかった。毎日使うのに最適だと思う。

ステイン除去力が約2.4倍向上したブラシ

付属のスタンドに並べてみた。

 また、ブラシは6種類もついてくるのがポイントだ。「マルチフィットブラシ」はWクリーンモードと合わせると、歯面や噛み合わせ面の汚れを除去できる。「密集極細毛ブラシ」はノーマルモードで使うと、歯面と噛み合わせ面の汚れに加え、歯周ポケットからも汚れを取れる。

マルチフィットブラシ「EW0915」。まわりが出っ張っている。

密集極細毛ブラシ「EW0914」。マルチフィットブラシと見た目は似ているが、先端の部分だけブラシが薄いのが特徴だ。

 「ステインオフブラシ」はEW-DP51よりもステイン除去力が約2.4倍向上したという。Wクリーンモードと合わせると、着色汚れを取り除ける。ステインオフブラシは有能でソフトモードで使用すると、舌のケアもできる。「ステインオフアタッチメント」はステインオフモードで利用すると、特殊な形状が歯面と歯間にがっちりはまり汚れを取れる。

ステインオフブラシ「EW0938」。白色と水色の爽やかなコラボレーションで、歯を白くするとうたう。

ポイント磨きブラシ「EW0940」。どちら側も歯の形状に合わせて使える。

 「ポイント磨きブラシ」はWクリーンモードと合わせると、歯間や奥歯などの磨きにくい箇所をピンポイントで綺麗にできる。「シリコンブラシ」はWガムケアモードで、歯ぐきをマッサージするのに効果的だ。実際に使ってみると、最初は違和感があったが、徐々に快感になってきた。

ステインオフアタッチメント「EW0944」。歯並びの悪いところや奥歯の奥の汚れが取れる。

シリコンブラシ「EW0932」。ゴムのような形状なので、触ると癖になる。

 いろいろ試してみた結果、結局はWクリーンモードと密集極細毛ブラシに落ち着いた。W音波振動で歯周ポケットの汚れが取れる最高のモードだ。私のように面倒だと思う人や朝忙しい人は、ステインケアのときだけほかのモードやブラシを試すのも手だろう。

 ちなみに私のおすすめの磨き方は、30秒ごとに振動が一瞬止まるので、これをターンとして活用するというもの。30秒ごとに上または下の歯列の左右どちらかにターゲットを変えると、30秒×4ターンの合計2分間で磨き終わる。ちょうど2分で自動停止が2回あるので、それも目安にできる。これなら私のような面倒くさがり屋でも続けられると思う。

新ドルツは魔法のアイテム

 EW-DP52はバイブレーションが気持ちいい、魔法のアイテムだ。普段「歯磨きなんて30秒で終わり」という意識の低い人にこそ、強くおすすめしたい。ただ刺激が強いだけではなく、ツボをマッサージされるような感覚にしてくれるのは、おそらく新ドルツだけだ。

付属のキャリングケース。ブラシが2本収納できる。

 本体カラーはシルバー、ブラック、ピンクの3色。サイズは約2.9(W)×3.5(D)×23.5(H)cm(ブラシ含む)。

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