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ベンチャーに人気の五反田地域にオフィスを置く6社による「五反田バレー」

五反田をシリコンバレーにする社団法人、設立

2018年08月07日 06時00分更新

 近年、スタートアップ、ベンチャー企業のオフィスで人気が高まっているエリア「五反田バレー」の設立記者会見が、伊藤忠テクノソリューションズのイノベーション創出スペース「DEJIMA」で2018年7月25日に行なわれた。

 参画する五反田にオフィスをもつ企業、マツリカ、freee、ココナラ、セーフィー、トレタ、よりそうの6社によって「一般社団法人 五反田バレー」を設立された。目的は五反田をベンチャー、スタートアップの集積地として認知し、参画企業の成長に貢献すること。社団法人をもつことで、外部の方が五反田のベンチャーにアクセスしやすくすることを狙う。

 さらに五反田にオフィスをもつメリットとして、六本木や渋谷に比べて賃料の安い固定費の削減、交通の便がよく住宅街からもアクセスしやすいため、人材も確保しやすい。山手線もとおり、品川、羽田空港へのアクセスもしやすく、出張などビジネスもやりやすいとしている。ただ課題として、ITのイメージがなく、歓楽街のイメージがまだまだ強い。企業同士の横のつながりが弱い。そこを一般社団法人化することで、課題を解決していき、より多くのスタートアップを輩出していきたいとした。

調印式を行なった、品川区の濱野健区長(左)と、五反田バレー代表理事を務めるマツリカ黒佐英司代表取締役Co-CEO

 調印式に参加した、品川区の濱野市長は、「五反田バレーはシリコンバレーのようなITの集積地にしたい。昔、区役所の周りはトンテンカンしていた小さな工場ばかりだった。いまは商業が盛んな街になっている。そして五反田、大崎は先端技術の街にもう一度、生まれかわった。品川区の五反田ではなく、日本の五反田といわれるように支援していきたい。ただ区役所は頭が固いので、支援が思い浮かばない。みなさんからヒントをもらいたい。みなさんから意見をもらい、品川区に仕事をさせてほしい。品川区を先端の街として伸ばしてもらいたい」と期待を込めて語った。

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