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夏休みに遊びに行くのにピッタリ!

自宅ではプレイできないVRコンテンツが楽しめる施設まとめ・その1

2018年07月30日 11時00分更新

 VRはPCやスマホを使うものから、Oculus Goのような一体型など、さまざまな製品が登場し、どんどん身近になってきているが、まだ自分ではそうしたVRを楽しめる機器を持っていないという人も多いだろう。

 だんだんと使い方も簡単になってきてはいると聞いていても、まだ自分で使うには自信がない。そんな人でもVRが体験できる施設でなら、誰でも手軽にVRが楽しめる。夏休み本番になるこのタイミングで、ふだんとは違った体験をしたい、今回はそんな人にオススメなVRスポットをご紹介したい。

VR空間を友人&恋人と体感できるMRシアター【ティフォニウム】

 2017年10月にオープンし、新たなVRスポットとして注目を集めているのがお台場にある「TYFFONIUM(ティフォニウム)」だ。

施設名:TYFFONIUM
●https://www.tyffonium.com/
営業時間:10:00~21:00
住所:〒135-0064 東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京 プラザ 5F
アクセス:ゆりかもめ 台場駅 南出口(徒歩5分)、りんかい線 東京テレポート駅 B出口(徒歩3分)

 ティフォニウムでは「CORRIDOR(コリドール)」と、「FLUCTUS(フラクタス)」の2つのアトラクションが楽しめる。コリドールは、HTCのVIVEを使い、最大2人で廃墟と化した洋館を歩き回るホラーアトラクション。プレイヤーは周囲一面が紫色の部屋に入り、アトラクションを体験する。対象年齢は13歳以上、料金は2400円、所要時間は準備も含め35分となっている。

 クロマキー合成技術により、VR映像上の洋館内に一緒にプレイしている人の姿を見ることができるのが特徴。VRヘッドセットの情報を基にCGでプレイヤーの姿を表示する作品はあるが、プレイヤーの素の姿をプレイ空間内に表示し、リアルな反応を見ることができるのがおもしろい。

 今回もVR体験では、その反応の良さに各メーカーから好評をいただいているアスキー編集部が誇るVRアクトレスのつばさと共に、VRに慣れ過ぎて反応が薄すぎる男、VRスペシャリストのハッチが挑戦。

 入口で鍵付きのロッカーに荷物を預け、チケットを渡したら、まずはアトラクションの解説動画を見る。その後、部屋に入り、VIVEを動作させるMSIのバックパックPC「VR One」を背負い、VIVEを被り、2人でプレイする際は、パートナーと一緒にリングを掴み、逆側の手で底面にViveトラッカーを取り付けたランタンを持つ。リングはお互い離れないために持つのだが、リングではなく直接手をつないでもOKとのこと。

最大2人で恐怖を分かち合える超リアルなホラー体験がヤバイ

コリドール

 プレイヤーは足元に表示された魔法陣の通りに洋館の中を進む。手に持ったランタンは、ろうそくに火を灯したり、周囲を照らしたりすることができる。

 洋館の中は薄暗く、耳を澄ませると何かの蠢く音が聞こえる。壁から現れる人型の異形、そんな中を突き進むことになる。ギィーっと立て付けの悪そうな扉が開く音すら、うすら寒いものを感じる。グロテスクな表現、虫などが苦手な人はご注意。怖くなったら手を上げて、早めのリタイアをオススメしたい。

 いかに恐ろしいかは、プレイしてきたつばさの反応を見れば、多少お分かりになるだろう。プレイヤー視点の動画は、360度のVR空間で見た場合だと迫力が違う。実在感のあるVRでの体験をしたい人は、ぜひ体験してみて欲しい。

生死の境に迷い込んだ美しい非現実体験を体感せよ

フラクタス

 フラクタスは最大5名で楽しめるファンタジーアトラクション。体験人数は最大5人。13歳未満は保護者と一緒に体験する必要はあるが7歳以上が対象年齢となる。プレイする際は110cm以上の身長制限もあるので、その点にも注意したい。料金は1800円。

 本作では船に乗り生と死の間の世界で旅をする。プレイヤーのひとりは操舵を担当。冒頭は霧の濃い夜の海から始まる。しばらく進むと巨大な大渦が待ち構える。

実際に手で動かせる操舵輪があり、プレイヤーのひとりはこれを操作して、船を動かすことできる

この後クラクションでは、現在最も高解像度なPC用VRヘッドセットのVIVE Proで体験

 大渦に飲み込まれた先の世界は、光輝く無数のクラゲが漂う幻想的な海中。2880×1600ドットという高解像度のVIVE Proで体験できる、最高クラスの映像美はかなりキレイで、まるで本当に別空間に移動したかのような錯覚を覚える。部屋の上には送風機があり、冷たい風が送られてくるため、実際に夜の海に漂うような爽快感もあり心地よいのも本作の魅力だ。

部屋の奥の上の方には、複数のViveトラッカーと送風機が取り付けられていた

 コリドールと同じく周囲が紫一色の部屋でプレイするため、クロマキー技術により一緒にプレイする人の姿もVR空間上に見ることができる。また、センサーで捉えているのかプレイヤーの手も表示されており、手を使ってクラゲなどを触ることもできる。

 とてつもなく大きなウツボのような生物が船の周りを動き回り、その後その口の中に。現実では絶対体験できない複数の色で輝く世界で、多数の怨霊?に襲われる……。このアトラクションでは、行動によって展開が変わるという。どういった体験をするのかは、プレイヤー次第だ。

 VRの体験は、自分以外の姿が見えないということが多く、孤独なプレイヤーとそれを見て楽しむ友人という構図になりがちだが、ティフォニウムでは、友人の姿を見ながら一緒にプレイできるので、一緒に友人や恋人と遊びに行くなら持ってこい。ただし、コリドールを恋人とプレイする際は、情けない姿をさらさないよう心を強く持つこを心掛けて欲しい。

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