docomo with最強スペックの「LG style」は長く使い続けたいライトユーザーに最適
今回レビューする端末は「docomo with」対象の「LG style L-03K」(LGエレクトロニクス製)だ。docomo withとは、対象機種を購入すると、次の機種変更まで毎月の利用料金からずっと1500円割引されるサービス。従来のdocomo with対象端末は、スペックや機能を抑えたエントリーモデルが多かったが、このLG Styleは流行りの縦長ディスプレーを搭載し、防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグにも対応するという充実仕様。価格は4万176円(税込)だ。
5.5型画面を搭載しつつ、横幅は約69mm
LG styleのOSはAndroid 8.1。CPUはクアルコムのSnapdragon 450(1.8GHz×4コア+1.8GHz×4コア)、メモリーは4GBで、内蔵ストレージは64GBという構成だ。
ハード面での最大の特徴は、約5.5型の液晶ディスプレー。昨年来のトレンドもいえる画面アスペクト比が18:9の縦に長い画面で、解像度はフルHD+(1080×2160ドット)。左右のベゼルを細くし、本体の横幅は約69mmに抑えられている。5.5型クラスのディスプレーを搭載するスマホは横幅が70mmを超える機種が多い。たとえば、iPhone 8 Plusの横幅は78.1mmもある。LG styleは、画面の広さと持ちやすさを両立させている端末と言っていいだろう。
防水・防塵に対応していることはもちろん、耐衝撃、耐振動、耐日射、防湿など、米国国防総省が資材調達基準として制定したMIL規格の14項目をクリアしている。コンパクトでカジュアルな印象のモデルだが、実はタフネスなのだ。スマホを落とすことが多い人や、長く使い続けたいと考えている人にも魅力だ。
ユーザーフレンドリーなメニュー構成
操作感も上々
LG styleのホーム画面は「docomo LIVE UX」がプリセットされている。それを、LG独自のホーム画面に変更することもできる。その際、iPhoneのようにすべてのアプリをホーム画面に表示する形式にもでき、ホーム画面とアプリ一覧を分けるAndroidの標準的な形式にもできる。これまで使っていたスマホに近い操作性を引き継げるので、使い始めた当初からスムーズに操作できるだろう。
「設定」メニューのわかりやすさも出色。たとえば、使い勝手を改善する機能をまとめた「ユーザー補助」を開くと、「見る」「聞く」「動作と認識」といった項目があり、ユーザーが求める機能を素早く見つけられる趣向だ。
日本語キーボード(オムロンソフトウェア製)もユーザーの使い方に合わせた設定ができるようになっている。50音キーに変えたり、手書きで入力したりもできるので、テンキーでのフリック入力に慣れないという人も安心だろう。
パフォーマンスは“ミドルクラス機としては上々”という印象。日常的な操作では不満を感じることはなく、アプリの起動もスピーディーに感じるのだが、複数のアプリを立ち上げている状態では、動きが鈍く感じることもあった。ハイエンド機に慣れている人は物足りなく思うかもしれない。それでも“上々”と感じられるのは、4GBメモリーの恩恵といえるだろう。
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