最新スマートフォンをASCII編集部が外観写真とベンチマークテストでチェックする。
ドコモ夏モデルの目玉的存在になっている、ファーウェイ「HUAWEI P20 Pro HW-01K」。SIMフリースマホで国内でも評価を高めている同社のスマホとしては、久々にドコモから提供されるモデルだ。
とにかく高画質な写真が撮れるLeicaトリプルカメラ
カメラ性能でスマホを選ぶならこれしかないかも
すでにASCII.jpを始め、各種メディアでも広く取り上げられているが、最大の注目はやはり背面の「Leicaトリプルカメラ」。
4000万画素のRGBセンサー、2000万画素のモノクロセンサー、望遠用の800万画素センサーの組み合わせで、特にRGBセンサーは1/1.7型という一般的なコンデジ以上の大型センサーを採用。暗所に強いのが特長で、最大ISO102400の設定にまで対応しているが、明るい場面でももちろんその威力は大いに発揮してくれる。
通常のオートでも夜景は肉眼で見る以上に明るく、キレイに撮影できるが、夜景モードでは数秒単位のシャッター速度による、より明るい写真が残せる。実際には数秒も露出するのではなく、数枚の写真を合成して記録しているものと推測できるが、「AI手ぶれ補正(HUAWEI AIS)」との組み合わせで、三脚なしでもこのような写真が残せることに単純に驚かされる。
カメラでもう1つ特筆したいのが、「ハイブリッドズーム」。5倍まではデジタルズームのような画像の劣化なしに、精細感が高い写真が撮影可能。実際の作例を見てもそのうたい文句がうなづける。ズームの活用で撮影の幅は大幅に広がるので、うまく活用したい。
スマホとしての基本性能を見ていくと、まずディスプレーは、18.7:9と縦長でノッチ付きの6.1型有機EL(1080×2240)。横幅は約74mmと従来の5.5型スマホよりもややコンパクトなサイズ。
CPUはHUAWEI Kirin 970(2.4GHz+1.8GHz、オクタコア)で、Antutu 7のベンチマーク結果は約21万点。3D系の結果も含めて、Snapdragon 845搭載機と比べると、やや見劣りするがハイエンドモデルであることは間違いない(PCMarkのStorage testはファーウェイ製端末では不自然な数字になることが多いので参考まで)。
メモリーも6GB、ストレージは128GBとこちらも大容量だが、microSDの追加には非対応なのは残念な点。ネットワーク面ではドコモ夏モデルのハイエンド機らしく、5波キャリアアグリゲーションにより、下り最大988Mbpsの最速環境に対応。さらにドコモ向けにおサイフケータイへの対応も果たしている。防水・防塵対応は海外モデルと同じだ。
デザイン面を見ると、丸みを帯びた筐体で背面は鏡面のような美しい仕上がり。持ちやすさは◎だが、指紋は目立ちやすい。とはいえ、なにぶん一括購入で10万円を超える高額な端末なので、カバーを付けて使う人が主流かもしれない。
実際に本機のカメラを試してみると、カメラ最強スマホと呼ばれている理由はすぐに理解できた。スマホで一番重要な機能はカメラ、これまでデジカメを使ってきたが、荷物を減らしたいので高性能のカメラを搭載したスマホが欲しい、という人には間違いなくオススメできる製品だ。
ドコモ「HUAWEI P20 Pro HW-01K」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ |
ディスプレー | 6.1型有機EL(18.7:9) |
画面解像度 | 1080×2240 |
サイズ | 約74×155×7.9mm |
重量 | 約180g |
CPU | HUAWEI Kirin 970 2.4GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | × |
OS | Android 8.1 |
最大通信速度 | 下り最大988Mbps |
VoLTE | ○(HD+) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:4000万画素(RGB、F値1.8) +2000万画素(モノクロ、F値1.6) +800万画素(ズーム、F値2.4) /イン:2400万画素(F値2.0) |
バッテリー容量 | 3900mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | IPX7/IP6X |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
Qi | × |
連続待受時間(LTE/3G) | 約330時間/約360時間 |
連続通話時間(LTE/3G) | 約930分/約920分 |
カラバリ | Midnight Blue、Black |
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